喫茶店幻想2013年01月11日

 天気がよかったので、お気に入りの日本茶カフェでお茶を飲んできました。おとものスイーツは、栗のミルク寄せとおしるこ。ミルク寄せの甘い風味は、やさしいとしか言いようのない柔らかさで、羽毛に包まれている気分でした。

 コーヒーチェーンの台頭から、おいしいお茶が飲める喫茶店はどんどんと減っていて、家から歩いていける範囲内にはお気に入りの喫茶店が残念ながらありません。
 私が喫茶店を選ぶ条件は、お茶がおいしくてお代わりができること、店内のBGMが静かでテレビやスクリーンなどがないこと、混みすぎていないこと、お手洗いが綺麗なことです。
 喫茶店に入って、ケーキを食べないことはあってもお茶を飲まないことはないので、スイーツの味よりもお茶の味が重要です。ケーキが手作りでおいしいのに、お茶がティーバックでぬるかったりすると、心底がっかりします。
 お代わりは、別にコストパフォーマンスがどうこうという話ではなくて、ゆったりした気分で座っていたいためで、なのでお代わり自由だけどお茶だけで2,000円もらいます、とかでも全然かまいません。割とハイペースで飲む方なので、なくなる度に再度注文するのはせわしなくて嫌なのです。
 あと、音楽やストーリーのある映像があると、気分がすごく変わるタイプなので、店内で映画を流してたりするようなところは大の苦手です。私は映画やドラマを見る時には、結構前から精神的なセットアップをしないと頭がおかしくなります……。映画の音声が聞こえるだけでも駄目です。
 お茶を飲むとお手洗いは近くなりますから、トイレが綺麗なことはとても重要。

 しかし、「あまり混みすぎてないこと」というこの理由は、我ながら矛盾してるなぁと思います。
 これと、お代わりの条件のために、それこそスターバックスなどに通うことができないのですが、混んでいるということはつまり売り上げもあってお店が継続できるということですし、あまり混んでないとすれば売り上げは大丈夫なのかという問題が発生する訳で。特に喫茶店など薄利多売の典型ですから、混まないことを要求するのは、食べずに生きろと言うようなものです。
 こんな条件で喫茶店を選ぶ私が、お気に入りのお店になかなかめぐりあえないのは当然ですね……。

 まあ、今は平日の隙間の時間のような、あまり人が多くない時間に通うことで何とかしているのですけれど。あと、お店に行ったらなるべくたくさん注文していますけど。

 来週から少し忙しくなるかも知れないので、ゆったりした気分を補給してきました。もっと頻繁に通えるといいんだけどなぁ。