わくわく北浦和日記102007年05月07日

22日
 朝ごはんにキウイを食べる。
 そして一日仕事。原稿を書いて、夜は別件の用事で池袋へ出る。人と会って、ついでに軽鴨の君と食事して、そして北浦和へ帰る。全然北浦和にいられない一日。

23日
 新宿に出る用事ができて、新宿へ。ついでに軽鴨の君と会って、電波時計を買ったり、色々とささやかな用事を片づける。今日も全然北浦和にいられなかった。つまらないの。 

24日
 月経が来たので、必要な品を商店街に買いに行って、ついでにアロマショップを見てみる。「前向きになるブレンド」のハーブティーはおいしかった。グレープフルーツの消臭剤を買ってみたので、帰ったら使ってみよう。
 お茶も飲みに行こうかな、と思ったのだけど、よく考えたらおみやげとか、荷物の送付とか、帰りの電車賃とか、色々お金がいるような気がしたので、やめる。
 今日はちろちろと原稿を書きながら、お昼に猛烈に眠くなって寝る。
 そろそろ帰宅の日が近付いているのが、妙な気分だ。すっかりこの街が「自分の街」になっているらしい。

わくわく北浦和日記92007年04月22日

ある年の1月21日

今日は浦和に遠征だーとお出かけ。
京浜東北線に乗ってえんやこら。浦和駅前は、なかなかにぎやかだ。さくらやもあったし。駅前の地図で再度道を確認して、まずは県立図書館へ。

かつて私が住んでいた神奈川県の県立図書館は、日ノ出町というあのポルノ街に近い駅にあり、しかも大層な坂道を歩いて行かねばならなかったのだが、こちらは道をまっすぐ行けばたどりつく。でも建物の古さと感じは似ているのが不思議なところだ。
埼玉県の県立図書館は、三館で収集を分担しているそうで、この浦和にある図書館は、埼玉県に関する資料・社会科学系の資料を担当とのこと。
蔵書の量は……まぁ、都立と比べたら可哀想ですが、こんなところでしょうか。閉架書庫があるのかは確認できず。
2階から4階が図書館なのだが、この「4階」が実は「中4階」で、3階のちょっと高いフロアにあって。不思議な感じをただよわせている。
変わった蔵書もあった。結構ぎょっとしたのは、都市社会学のあたりにあった「楽園の奴隷」という本で、1970年代から1990年まで存在した、ドイツの、精神分析と哲学のカルト集団が作っていた共同体の記録。元団員が書いているのですが、掲載されている写真がコワイ。特に、団員の「入団前」「入団後」の写真があるんだけど、入団後の写真はそろいもそろって目を見開いてその目の瞳孔が開いてる(ひぃぃぃ)。で、口をぱっかり開けて笑っている顔がこわいぃぃぃ。……ちょっとホラーだった。いや真面目な記録なんだけど。
気を取り直して、1時間ほど見て歩いた後、県庁へ。と言っても、都庁じゃないんだから展望台はないのだが。
坂の向こうの丘に、どでーんと大きな建物。良くも悪くも個性のない、お役所という雰囲気。中に入れるのかな、と入口に行ってみると、「県民案内所」という部屋が。中にはパンフレットのスタンドと椅子があって、暇そうな人がたむろしていた。
寒くなったので、じゃあ帰ろうかと駅前に戻り、ショッピングセンターを見ていなかったので、行ってみることに。
洋服関係には見るものは特になし。でも何やら気合いの入ったお香屋さん(筆書きのPOPが色々張ってあって、企業努力がうかがえる)があったり、趣味大爆発なアーリーアメリカン雑貨屋があったり、いきなり渋い西洋陶器のお店があったり。リュックがぶつかって何か割ったら、走って逃げるしかないなとか思って
見ていた。なかなか面白いショッピングセンターだった。伊勢丹もあったけど、そちらへの興味を失ったくらい。和風雑貨屋さんで、風呂敷にも使えそうなハンカチーフを4枚購入して、帰途に着く。
北浦和の帰り道、いつもと違う道を一本入ってみたら……黒板に店長の熱い語りが書かれた割烹系?飲食店や、地元のハーブ・アロマショップを2軒!も発見。こんなすぐ近くにこんなお店があったと気付かなかった。散財を恐れて、中には入らなかったのだが。
帰ってきて、写真を整理したり、あれやこれやをやって、夕ご飯。今日は、昨日買ったがんもどきと、きゅうりと、カブの塩漬けでサラダ風パスタ。眠くなってきたので、あわてて日記を書く。あとは仕事を少しして、それからお風呂に入らないと。蜜柑の皮を入れてみようかと思っている。

わくわく北浦和日記82007年04月07日

ある年の1月20日


 一度行った北浦和公園だが、前は雨だったので、あんまりゆっくりできなくて(寒くて死ぬかと思ったし)今日はその点、色々面白かった。ゲートボールしてる人がたくさんいたな。
 美術館にもう一度入ってみて、チケットシステムをよく観察したら、どうやら常設展と特別展を見る時のみチケットが必要(常設展と特別展の部屋入口に、モギリの人がいる)らしい。ので、美術館に入るだけなら無料。当然レストランに行くのも無料。なかなかいいシステムだけど、しかし太っ腹というか、一歩間違えるとホームレスの人々であふれかえりそうだ。その辺は、やはり丁重にお帰りいただくのだろうか……。
 その後は、国道17号線沿いに、あちこち歩いてみて、そこからぐるっと駅の方へ戻ってみた。途中、たいへんさびれた某電化製品量販店を発見。入ってみたら、少なくとも1階には客は私しかいなかった……大丈夫か。
 それから例の中国茶屋さんへ。今日は玉山茶というのを頼んでみたら、あの三谷幸喜似のお店の人が
「今年はこのお茶の出来がすごくいいですよ。今年の一番のお茶かも」
と話してくれた。
 その通り、お茶は大層おいしかった。文庫本を読みながらがんがん飲んでしまい、何と七煎まで行ってしまったのだが、青茶っぽい個性が最後まで残り、いい味だった。
 さてでは帰ろうと、西口商店街のお豆腐屋さんで、がんもどきを二つ買って、帰宅。

わくわく北浦和日記72007年04月01日

ある年の1月19日

今日はいい天気。散歩日和だった。
今日は原稿書きもあるので、あんまり時間はとれないな、という訳で、風邪対策のビタミンCを買うために、西口商店街をとことこ。
適当な薬局で購入して、商店街をしばらく歩きましたが、それ以外は特に何も買わず。豆腐屋さんでがんもどきを買うか、かなり悩んだのだが、まぁ今ある食材を使い切ってからでいいかぁ、とやめる。
帰ってきてからは、かりかりと原稿書き。お茶飲んだりお昼を食べたりしながら、大体終わりかな、となったのが夜7時。せっかくなので、軽鴨の君が見つけてくれたイタリアンへ行ってみることに。
平日夜に、二組ほど客が入っている。よきかなよきかな。
今夜は月がおうし座を通過中なので、おうし座にちなんだ食材を、と牛すじの煮込み赤い悪魔風、ほうれん草とベーコンのクリームパスタを注文してみた。どっちもお味はなかなか。変な話だが、全然期待しないで行ったから、おいしくてうれしかった。サービスの人も、色々気を遣ってくれたし。

 さてお風呂を、と、買ってみたお風呂用炭を蛇口の下にセット、
それから雑貨屋さんで買ったローズのバスパックを鍋で沸かして入れたのだが……お湯の温度が熱すぎて、風呂場でじたばた。ローズの香りを楽しむどころではなく、結局、あんまり長湯できなかった。

わくわく北浦和日記62007年03月30日

ある年の1月17日

本日は散財デー。
今日は公共機関は軒並み休みなので、東口の商店街を散歩しようと、平和湯の方を再訪する。ほんとはその前に、東口の反対側の方にあるという、エコロジー関係のお店を覗いてみたのだが、衣服があるかなぁと思ったらほとんどなかったので、そこはパス。ちなみにその近くに、古びた手作りチーズケーキのお店があった。
(もちろん、「古びた」はお店にかかる形容詞であって、チーズケーキに
かかるのではない)
前行った時はもう閉まっていた、八百屋野良は、品揃え豊富ないいお店だった。必要なものは、ほぼ完璧に揃う感じ。唯一青大豆だけがなかったが。
風邪対策に、青ねぎとにんにくとしょうが、そして部屋で履く用に絹靴下と、お風呂用の炭、ビタミンC補給のためのキウイとリンゴ、胡椒、かりん生姜湯等々を購入。気合いを入れて買ったせいか、ポイントカードをもらってしまった。まさか旅行者とは言えず、受け取ってしまう私……。
ついでにここでバリアフリー用か何かの、キッチンバサミ(海外製らしくて、取説が読めない)が売っていたので、買ってきた……のだが、シュリンクが固くて、というかがっちり糊付けされてて、包丁使わないとパックを開けられなかった。包丁がなかったら、あやうく「金庫の鍵は金庫の中」状態になるところだったよ……。
それから向かいのONION JACKで昼ご飯。野菜カレーとマサラチャイを注文。カレーは小松菜とか紫イモとか入ってておいしかった。味は欧風カレー。
夜行った時はガラガラだったこのお店も、昼はひっきりなしに人が出入りしている。地元に愛されてるみたいだ。何かとてもおしゃべりなおばさんが一人いて、連れ以外のお客さんに次々話しかけていて面白かった。私は席が離れていて話さなかったのだが。
それから、前来た時に気になっていた、輸入雑貨の趣味爆発ショップへ。
ここも入ってみると、予想以上によい品揃えだった。アイルランド製のティータオルがあったので、思わず購入。それから、小型のアロマポットがあったので、これも思い切って購入。紙コップにお湯張る方式だと、全然香りが長持ちしないので……。ここもポイントカードをもらってしまった私。
と言う訳で、東口商店街もいいお店が色々あって面白い。住めるな、北浦和。特に素晴らしいのが、こういうお店がチェーンとか大型ショップじゃなくて、個人営業なとこ。地価とか家賃が安くて経営しやすいんだろうか?

わくわく北浦和日記52007年03月25日

ある年の1月16日

 昨夜は肩がバリバリのまま布団に入り、起きたのは朝9時半。いつもより約1時間寝坊したことになる。
 起きて、小松菜と納豆を入れた雑炊をもぐもぐ。ついでに小松菜は全部ゆでてしまい、冷蔵庫へ。
 セーターと靴下を洗濯して、エアコンの下のカーテンレールに干す。濡れタオルの代わりだ。んでよく考えたら、エアコンの送風口が動かせるので、リモコンであれこれ操作して、なるべく下へ向ける。軽鴨の君のこの素晴らしいアイデアのおかげで、多少は乾燥は和らいだ、ような気がするんだけど。
 それから原稿の見直し。全部終わってメールで送付したのが昼の2時半くらい。外を見ると、雨はまだまだ元気よく降ってる状態。
 今日は外出するのはやめようかと思ったけど、よく考えると明日は月曜で、あちこちお休みのような気がしたので、がんばってお出かけすることに。と言っても遠いところには行けそうにないので、駅前の北浦和公園にある、県立美術館へ。

 昨日見つけたイタリアンの定休日を確認して(結局ここも月曜定休だった)うろうろ迷いつつ、美術館に到着。
 入口でチケットを買うと、係の人が、「今常設展の方で、解説をやっていますので、よければどうぞ」とのこと。何て親切なんだ。急いで向かうと、解説は始まったばかりだった。
 全部の絵を解説すると、多分日が暮れるので、何点か選んで(もしかしたらその日で違うのかも)解説してるみたいだ。大学をリタイアした元助手、みたいなおじいさんが解説担当。雨なのに、結構入場者がいて、おばさんおじさんが取り囲んでいる。
 印象派の画法や、藤田嗣治という画家の特殊な画法、日本画の変遷などをあれこれ。解説の後は、三々五々散って鑑賞しつつ、残っていた係のおじいさんに、おばさんたちが色々質問。日展と院展の違いだとか、色々訊いてるみたいだった。
 藤田嗣治という画家は、パリで、油絵に浮世絵の画法をとりこむことを考えた人。ただ浮世絵の特徴の細い線描は、普通の油絵の具とキャンバスではもちろん再現できないので、この人は色々考えて、「魔法のキャンバス」と呼ばれる特殊な技法を使って再現し、高い評価を受けたのだ(って。全然知らんかった)。
 飾ってあった絵は「横たわる裸婦と猫」ってやつなんだけど、裸婦の膝あたりから、ちょこんとペルシャ系黒縞猫が顔を出していて、可愛い。
 その「魔法のキャンバス」の方法については、詳しい説明がなかったので、質問タイムにおばさんがいなくなってから、訊いてみる。普通のキャンバスに、ニカワを塗って、その上に硫酸バリウムと鉛白を塗って、布目を完全につぶして紙みたいにするらしい。客の中で一人若かった?せいか、熱心な人と思われたのか「詳しい作成法の資料がありますから、後でお送りしましょう」と申し出てくれたので、メールアドレスをお伝えする。

 特別展は、黒田白羊という画家。信州の方で、農家や農村の風景を油絵で描いたひとで、農家の生活改善のための社会運動もしたらしい。
 この人の絵は、私の目には、すごく「うまい!」って感じには見えないんだけど、生き生きしてるというか、山や緑のモコモコした勢いとか、畑の雰囲気とかがとてもよく表現されていた。信州は、かつて姉が大学に通ってたり、伯母夫婦の別荘があったりで、ちょっと見覚えがある風景である。
 ついでにぐるっと建物を回ると、地下では画廊を貸し出しているらしくて、ここはここで現役の画家さんの展覧会を色々やっていた。その中で、陳貴平という中国の人の展覧会があって、トルコやヨーロッパの街の風景を水彩で描いていた。独特の透明感がある絵。結構好きだ。

 イタリアンは5時半からディナータイムという訳で、どっかで時間をつぶそうかな、と思ってたのだが、美術館に併設されたレストランに行ってみたら、無農薬野菜を使った気合いの入ったメニュー展開だったので、予定を変更してここで夕飯。
 県立美術館の中のレストランなのに、コースが二つもあるオーバースペックぶり。2100円のパスタコースを頼んでみたら、前菜が6種類も盛り合わせで来たので驚きである。しかもちゃんと、いたりあーん。生ハムとかキッシュとかパテとか、きちんとおいしい。まさかこんなところでファミレスじゃない味が食べられるとは思わなかった。
 パスタもボンゴレ(ロッソとビアンコ)、ナスとトマト、きのこのクリームと色々種類があったので、ボンゴレビアンコを頼んだら、パスタの種類はフェトチーネでした。これも美味しい。ちょっと味は濃いめだったけど。
 そして付け合わせのフォカッチャが、ふわふわでおいしい!しかも300円でテイクアウト可能。さっそくお願いすると、「端の方と真ん中の方と、どちらがいいですか?」と訊いてくれる。真ん中をおねがいしたら、最後の客だったせいか、「大きめに切っておきました」と巨大なフォカッチャが! 幅は普通なんだけど、長さがiBookくらいあるではないか。
 コースの最後のコーヒーはキャンセルして、ハーブティーを別注文(こういう面倒な注文も聞いてくれた)。デザートは本当はケーキのはずだったんだけど、なくなっちゃった(笑)ということで、苺のシャーベット。おいしかったです。大量に出てきたので少々体が冷えたのは大目に見よう。
 2100円と思うと、リーズナブルじゃないんだけど、よく考えれば美術館なんで夕方5時半で否応なく閉店する訳で、ディナーなしという変則的な営業のコストを加味すると、妥当な値段かな、と。しかし県民の皆さんが「高い」とか文句言ってないか、心配な気も……。東京なら、全然高くないんだが。
 どうも浦和の方にお店を出しているレストランの、支店という形みたいですね。あと、埼玉県は減農薬野菜に「特別栽培農産物」というお墨付きを出してるらしくて、その県内の野菜をいくつか使ってたようである。

 ミュージアムショップもあって、素敵なアクセサリーがあったのだが、安くはないのでこれはちょっと考慮。ミュージアムショップの辺りまで入るのは無料なので、欲しかったらまた来て買う、ということもできるのだ。
 と言う訳で、今日のお出かけはがんばって行った甲斐があった。なかなかすごいぞ埼玉県。東京でもこれだけがんばってる美術館は、多くはないんじゃないかなぁ。私の地元はこの点、完敗。
困ったもんだ。
 帰ってきて、お風呂に入って、本を読んでいたら、疲れが出たのかむちゃむちゃ眠くなり、そのまま寝てしまう。咳が出てきたので、いよいよ風邪ひいたかも知れない。帰るまでは保つと思うんだけど……。

わくわく北浦和日記42007年03月21日

ある年の1月15日

今日はらでぃっしゅぼーやの「いと愛ずらし野菜」イベントに行く日。
軽鴨の君と11時15分に待ち合わせということで、朝はまた8時半に起床。朝のうちに少し原稿書きをしおうかと思ったけど結局できずに、ドラ焼きとおせんべいを食べて、あわてて外出。
目の前で赤羽行きの電車が行ってしまい、大宮行きに急遽変えたり、埼京線で快速に乗ってしまい十条まで行っちゃったり、と波乱はあったものの、途中で軽鴨の君とも合流できて、無事到着。

イベントの後は、軽鴨の君と北浦和をお散歩。中国茶屋さんで点心とごはんを食べて、マルエツが入っているショッピングセンターHOPを探検する。時間が止まったながらも、楽しいお店がいっぱいで堪能。100円ショップで、竹のザルを二つ買う。
その後は駅から、いつもと違う道でマンスリーマンションへ。ちょっと外れたところにイタリアンレストランを見つけたのは収穫だった。方向音痴で道を外れたら危険が待っている私ひとりでは、こういうものを見つけるのは、なかなか覚悟が必要なのだ。
軽鴨の君は、マンション内をあれこれ見て回り、
「エアコンの下に濡れタオル干したら、乾燥が和らぐんじゃない?」
と素晴らしい名案を提案してくれた後、帰宅。
その後は、仕方ないと原稿書き。何とか今夜中にめどをつけたいと、2時半までかかって書き続ける。
途中ヨガをしたり、卵かけごはん(豆苗いり)を食べたりしてがんばり、どうやら原稿は終了。明日見直して、送付しようっと。
明日は一日雨みたいなので、のんびりして、雨がやんだ頃にごはんでも食べに出かけるつもり。

わくわく北浦和日記32007年03月07日

*わくわく北浦和日記(暮らす旅)については
http://www.asahi-net.or.jp/~jn2a-stu/travel/mae.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~jn2a-stu/travel/kitaura01.html
を参照のこと。


ある年の1月14日

しかし実は今日は、わくわくどころではなかったのだ。何故かと言えば、ずっと原稿書きのために座っている羽目になったから……。
一応第一弾の半分くらいは終わったけど、それに約10時間近くとられた計算になる。やれやれ。
肩はバリバリに痛くなってしまったのだが、しかしここ寝てしまっては、ほんとに何のために旅行してるのかわかんなくなってしまう。という訳で、夜7時くらいに、軽鴨の君に教えてもらった自然食レストランへとことこと。
駅の反対側の、昨日歩かなかった地域。居酒屋とかパチンコとかあって、やや夜の街風なあたりを抜けると、ここも町の商店街な並びに。でも反対側の商店街が生鮮食品とか生活雑貨の小売店が多いのに比べて、こっちは服飾関係とかクリーニング、喫茶店が多い。やや時の止まったこだわり系コーヒー店とか、胸に一物ありそうな定食屋さんとか、あと趣味大爆発の雑貨屋さんまで。なかなか楽しい通りだ。あの雑貨屋さん、時間があったらまた行きたいけど、時間とれるだろうか……とほほ。
平和湯のあたりを過ぎて、しばらく直進したけど、全然それらしきお店が見当たらないので、引き返してブロックをうろうろしていたら、一本道を入ったところに、八百屋野良を発見。緑色の手作り風看板に、いきなり「反農薬野菜」とか書いてあって、並ならぬ気合いを感じさせる。その向かいあたりにあるのが、軽鴨の君が教えてくれた自然食レストラン「ONION JACK」だった。
店構えも内装も、あったかいおしゃれな感じ。ちょっと山小屋を思わせる雰囲気かな。原稿書きで疲れていたので、日替わり定食をオーダー。
ああ人が作ったおいしいごはんを食べる幸せ。玄米と、根菜の煮物と、ひじきと、納豆の包み揚げと、ポテサラと、豆腐の青菜のおみそ汁。最後にミントティーをいただいて、帰ってきた。また行きたいなぁ。近所にあればいいのにというお店、パート2。


ONION JACK
http://www.amatias.com/asp/insyoku.asp?r_code=R0000050

わくわく北浦和日記22007年03月06日

*わくわく北浦和日記(暮らす旅)については
http://www.asahi-net.or.jp/~jn2a-stu/travel/mae.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~jn2a-stu/travel/kitaura01.html
を参照のこと。


ある年の1月13日

ここは壁が薄いので、夜中も隣の人の咳とかがずっと聞こえていた。そのせいか、気がついたら部屋に乳幼児を連れたお母さま軍団が大量に居座っていて、なかなか出て行かない、という謎な夢を見る。

落ち着いてくると、騒音の他に色々と難問が出てきた。一番の難問は、エアコンの真下にベッドがあること。北浦和は気のせいなのかやたらと寒く感じる。風邪ひきたくなかったので、エアコンはつけて寝たのだが、ずっとフル回転してて、肌がぱりぱりになりそうだ。かえって風邪ひいたらどうしよう。朝になって、移動できる限りはベッドを動かし、何とか直撃を避ける。
他の難問は、主に食事関係。ザルとボウルがないのは、やはりどうにも不便だ。あと、水がまずくて仕方ない。今日出かけた時に、一応キチントさんの水質改善パック(炭とかサンゴとかビタミンCとか入ってる)を買ってきて入れてみたものの……入れないよりはマシ、という程度。

今朝は目覚ましもかけていないのに、8時半過ぎに起床。普段から考えると結構な早起きである。半分は騒音が原因かも知れないけど。
がさがさ起き出して、昨日セットして炊いておいた発芽玄米と、納豆と、豆苗のおみそ汁であさごはん。キッチンバサミがないので、豆苗を切るのも一苦労。
朝のことを色々と片づけてから、嫌なことを早く片づけようと、持ち出してきた仕事(ライティングの仕事を受けていたのだ)に着手。うーんうーんと一段落ついたのは午後2時半頃。

さて気楽になったところで昼の街を散策しようと、えんやこらお出かけ。駅前の両方の出口を、ぽてぽて歩いてみる。
西口にほど近いところに、昔の雰囲気をとどめた商店街があった。意外とさびれてなくて、八百屋さんとか金物屋さんとか豆腐屋さんがあちこちに。金物屋でヤカンを買おうか、十数分間店の前で呻吟したものの、さすがにやめる。100円ショップもあったので、ざるを買おうかと思ったが、荷物になりそうでそれは先送り。
途中の、昔風八百屋さんで、「有機栽培のみかん」と銘打ったパックが200円。ほんとに有機かどうか確かめる術はないのだが、せっかくなので購入することに。そこでは減農薬というふれこみのキュウリもあったので、かなり旬を外れているものの、買ってみる。
お米屋さんとか、時が止まった感じのパン屋さんとか、色々あった先に、思いがけずサティを発見。へー、こんなとこにあったのかと思って行ってみたら、何と今日は特別棚卸しとかで休みだった。まぁここまで来てわざわざサティに行くこともないだろ……。
東口の方に行ってみたら、何としばらく歩いたところに、伊勢丹クイーンズシェフを発見! 北浦和なんとかセンターとかいうとこの1階と2階に入っていた。有機の野菜(少しだけど)とかオリーブオイルとか、色々と買えずにいたものがあって、安心。
あと、マルエツは何か駅の周辺にいっぱいあるようだ。この辺はマルエツの縄張りなのね。

で、昨夜目をつけておいた中国茶の喫茶店へ入ってみる。
地下にあるのだが、行ってみたら内装はチャイニーズな紅一色で、本格的。だが夕方4時半という時間のせいか、客ゼロ……。おじさんが一人で店番をしていた。
メニューを見ると、結構豊富な点心と、ケーキ、お茶も色々。とても本格的。しかも月替わりのデザートもあり。
清茶という青茶と、エビとインゲンの蒸し餃子と、ごま餡の白玉デザートを食す。意外と薄味で、私の好みだ。私の家の近所にあればいいのに……。北浦和にいる間は通おうかと思ってるけど、もしいつもあんな客の少なさだったら、お店の人にたちまち顔を覚えられて、別れが辛そうだ。夕食用に、麺とかのテイクアウトもしてるらしい。今度食べてみよう。
(しかしまさか、私がいるうちにつぶれたりはしないだろうな)

そんなこんなで5時半くらいに帰宅して、原稿を手直しして、とりあえず四分の一くらいをメールで送付。その後シャワー浴びて、じゃがいもと小松菜と卵を入れた雑炊を食べて、という夜。

 今日のお買い物は
・さいたま市の地図
・卵
・オリーブオイル(小豆島のだって)
・ペンネマカロニ(スパゲティは大鍋がないので茹でられない)
・ジェノベーゼソースの瓶詰め
・チューブ入りアンチョビ
・バター(何と富士純良バターのテーブルサイズが売っていた)
・ミネラルウォーター500ml(非常時用・笑)
・みかん
・きゅうり
・炊飯用の炭と、水質改善パック
・ちっちゃいロングアイビーの鉢(あまりに殺風景なので)
 帰ってきてから、胡椒を買い忘れたことに気づいた。

宿題
・胡椒を調達。