本屋2007年08月25日

最近、本屋に行くのが嫌になってきた。
行くと、ものすごく気が滅入る。
本屋に行っても、私の読みたい本が全然ないのだ。
昔は落ち込むと本屋に行って気分を変えていたくらいで、「ああこんなに本があって買い切れない読み切れない」と胸ときめかせていたのだけれど、近頃は全然それがない。
一点買いのような形でたまに買う本はあるけれど、それは別にAmazonだって十分なので、本屋に行く意味も特にない。

本屋に私の読みたい本が売ってない。
ということは、私の読みたい本は市場がないってことだろうかと思う。
そして私が書くものは大抵、私が読みたいものに近しいから、それを敷衍していくと、私が書くものは特に誰かに求められている訳でもなく市場がある訳でもないということなのだろうという結論にたどりつく。
私は書く事が呼吸と同じような意味を持つ生き物なので、書くものに意味がないのなら生きている意味もあまりないと思う。
だから、本屋に行くと気が滅入るのかと考える。

もっとも、私の読みたい本が山のように売られているのなら、私が何かを書く必要もない訳で、それはそれで私が書く意味もなく、生きている意味もあまりないという結論にたどりつくのかも知れない。
どっちにしても、あまり本屋に行かない方がよさそうだ。