後出本音2007年08月03日

6月末のイギリス旅行で、ホテルが色々と不手際があった……ということで、旅行会社が代金を一部返金することになったらしい。その手続きの関係で電話が来たのだが、旅行時の色々な問題点やガイドさんについて、旅行会社から色々尋ねられた。
会社の話では、同行したツアー客の方で、苦情の電話を入れ、ガイドさんについてもあれこれ問題点を指摘した人がいたらしい。それを聞いて、旅行中はあんなににこにこしていたのに、後からそんな風に言われるというのも、ガイドさんにとっては気持ちのいいものじゃないだろうに……と正直思った。きっと、日本人は本音と建前の民族だから……といった感じで理解されるのだろうけれど、それはそれでいいことなのか悪いことなのか、私にはわからない。相手のにこにこ笑っている顔が信用できない、というのは、時に人間関係で巨大なストレスと軋轢になりうる。
たぶん一番いいのは、その場でさらりとお願いをして、後に残さないという態度なのだろう。けれどどうやらこれは、結構苦手とする人が多い(私も含めて)もののようだ。
よく新聞なんかで、「先日電車で若者がこんな失礼な態度を、けしからんプンプン」という投書があるけれど、その場でさらりと指摘せずに何食わぬ顔をして、後になって新聞という反論の難しい場に持ち出して意見を言うという方が、はるかに失礼な態度のような気もする。まあ相手がものすごく怖そうだったとか凶器持ってたとかリアルオークとかだったら話は別だろうが。