アンドラ・モンターニュ再訪のごはん2007年05月08日

先日行ったアンドラ・モンターニュのディナーのメニューです。

アヴァンアミューズ 一口のトマトジュレ
トマトから自然にこぼれるエキスを集めて作る、宝石のように透明なジュレ。赤くないのにトマトの香りと味がするのが不思議。

アミューズ 能生の本マスと平目を生で 能生の海水の塩で
平目がマスの劣らず濃厚なのがちょっとびっくり。塩だけなので、魚の脂と香りが出ていい感じ。

広島・健牡蠣と栃木・内藤苺の焦がし焼きサラダ
牡蠣と苺! 想像もつかない組み合わせ。でもこれがおいしい。火を通した牡蠣には、生以上のコクとうまみがあって好き。そして苺は、野菜っぽい側面が引き出されるというか。香りと青みがふわりと残って、牡蠣の後味と合わさるのです。珍味、じゃなくて美味。

能生の大鯛のムニエル 大沢の極上コシヒカリの白米のおかゆ添え
鯛は大きい方が味が濃いのだそうです。それも、獣肉のように寝かせていくと味が熟成されていくのだそうで。皮がまたぱりぱりで香ばしく、軽鴨の君がお気に入り。白米のおかゆは、鯛のスープで炊いたもの。リゾットとはまた違う、まろやかなおいしさ。

能生の春の海を飲むようなスープ
能生の海でとれた、冷凍せず生のまま輸送した海藻で作ったコンソメスープ。本当に春の海の香りがします。柔らかい、ほどよくソルティな味わい。私はこれがお気に入りでした。

季節はずれに届いたエゾ鹿のリエット
確かに鹿をこの季節に食べるのはなかなかないこと。濃厚なうまみで、パンがいくらでも入る罠です。

名物フォアグラサンド
渋谷アンドラ時代からの名物、フォアグラサンド。大根とフォアグラはなぜこんなに合うのだろう。

春鹿(根室)の軽いシヴェ コゴミのベニエ添
シヴェといっても、季節に合わせてややあっさりめ。ほろほろ崩れる鹿肉、とろとろの野菜。コゴミのベニエがまたふんわり香ばしくて絶品。

ある野菜のクレーム
このメニューだけ、秘密。これは全くもって食べたことのない、新しいクレームブリュレでした。村おこしに使うアイデアにするそうなので、ちゃんと名前がついたメニューだけど、ここでは秘密にしておきます。いずれこれが全国に広まることを祈りつつ!

ワインも、シャンパンと白ワインとグラスで、赤ワインをボトルで、食後にマールを2種類、たらふく飲みましたが、詳しくないもので銘柄を忘れました。