上野と浅草2014年01月12日

 軽鴨の君の用事で、浅草に行ってきました。夕方にスカイツリーが見えるところに差しかかったら、ちょうど上弦を過ぎてまるくなってきた月がかかっていたので、何となく写真を。

 用事が終わって、少し時間に余裕があったので、上野の下町風俗資料館というところにも足を延ばし、大正時代の長屋を再現した展示などを見て己の部屋の散らかりぶりを省みて反省など。モノが少ない空間というのには憧れてしまうのですが、どうしてこうして、いざ自分の場所はものが散らかるのでしょうかしくしく。

 企画展示では「女性たちの暮らしと装い」というものをやっており、明治以降の女性の化粧や服装についての資料が並んでいましたが、懇切丁寧に書かれた化粧の手引きやら、「身だしなみをきちんと整えたおかげで就職・仕事で成功した男性と、きちんと化粧と美容に励んだおかげでその男性と幸せな結婚をした女性」というストーリー仕立てのリア充すごろく(化粧品会社の宣伝品)やら見て、化粧をしない己を省みて……こちらはもう、反省しないであきらめておりましたが。

 不忍池は、枯れて実をつけた蓮のすらりと伸びた茎が水面に整然と並んでおりました。
 普段あまり上野や浅草の方には来ないのですけど、たまに来るとここは、不思議な非現実感をおぼえます。