沈丁花2007年03月02日

外を歩いていると、すぅーっと水気を含んだ沈丁花の香りが横切っていくようになった。この香りを感じると、春の到来を実感する。
沈丁花が咲く頃は、気温という点ではまだまだ寒く、時にはイーッと歯を食いしばるような気分で外を歩くこともあるのだけど、真冬の頃の空気とは明らかに違う、ゆるみのようなものがあちこちにただよっている。

最近の私は、多少元気が出て来たけれど、人の話を全然聞かずにひたすら自説の開陳と他説への反論を繰り返す困った知人や、なかなか思うように進まない物語、繰り返し繰り返し作業を続けるmixiのコミュニティ管理、ネットやマスコミや身近な周囲にあふれるネガティブな言葉といった色々なことに、相変わらずいちいち悩んだり傷ついたりしている。
何事も簡単には進まないとは思うのだけど。

とはいえ、昼下がりに香りのいいお茶を飲みながら、ふうと息をつく瞬間は、まぎれもなく幸せのひとつの形で、私は恵まれているのだとただひたすらに感謝する。