旅行準備中 ― 2014年11月25日
ここ数日は旅行の準備に追われてます。
旅行の準備って好きです。旅行そのものよりも好きかも知れない。それは旅行への期待でわくわくしてるからではなくて、「トランクに必要なものだけを詰めていく」ということ自体がとても楽しいからなのです。旅行の準備こそが楽しみの肝で、旅行はその蓄積の実行に過ぎないというか。
コンピュータプログラムを、それ自体を組んでいく行為が好きな人が、スクリプトをえんえん書くことを楽しんでるけど、できあがったプログラムを実行させた後は割と執着ない、みたいな感覚に近いのかな。
私の中には、生活の無駄な要素を削っていって身軽になろうというストイシズムと、生活に多様性と豊饒を持ち込もうとものを増やしたがる欲望が、いつも綱引きしながら併存しています。
旅行では「荷物を軽くしないときつい(何せ非力な人間なもので)」という大前提があるため、綱引きにならずに「ものを減らす」という方向性に一気に突き進める快感があります。しかも、普段の生活要素を減らしていくよりも気軽で痛みもなくて簡単だし。
つまり私の旅行の準備って、一種のデトックスというか、生まれ変わり願望の実現なのかも。
今回は行き先が、日本のようなインフラや衛生環境が整っている贅沢な土地柄ではないので、「なあにラベンダー精油さえあればどうにでもなるじゃろ」な方向性に驀進しがちな私も、さすがに除菌ウェットティッシュとかを用意せねばならず、いつもより荷物が多いです。
あと、iPad miniに未読の書籍をかなり詰め込んだにも関わらず、それでもまだ不安で、分厚い岩波文庫をまた4冊ほど持っていきます。海外旅行のたびに岩波文庫を読んでる気がする。聖アウグスティヌスの「告白」とか、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」とか。
そういえば、行き帰りの飛行機の時間も、結構嫌いじゃないんだよなぁ。小さい箱に生活を制限するという点で、トランクに荷物を詰める行為と何か共通している気がする。小さな箱の中に棲むという願望があるのに違いない。
旅行の準備って好きです。旅行そのものよりも好きかも知れない。それは旅行への期待でわくわくしてるからではなくて、「トランクに必要なものだけを詰めていく」ということ自体がとても楽しいからなのです。旅行の準備こそが楽しみの肝で、旅行はその蓄積の実行に過ぎないというか。
コンピュータプログラムを、それ自体を組んでいく行為が好きな人が、スクリプトをえんえん書くことを楽しんでるけど、できあがったプログラムを実行させた後は割と執着ない、みたいな感覚に近いのかな。
私の中には、生活の無駄な要素を削っていって身軽になろうというストイシズムと、生活に多様性と豊饒を持ち込もうとものを増やしたがる欲望が、いつも綱引きしながら併存しています。
旅行では「荷物を軽くしないときつい(何せ非力な人間なもので)」という大前提があるため、綱引きにならずに「ものを減らす」という方向性に一気に突き進める快感があります。しかも、普段の生活要素を減らしていくよりも気軽で痛みもなくて簡単だし。
つまり私の旅行の準備って、一種のデトックスというか、生まれ変わり願望の実現なのかも。
今回は行き先が、日本のようなインフラや衛生環境が整っている贅沢な土地柄ではないので、「なあにラベンダー精油さえあればどうにでもなるじゃろ」な方向性に驀進しがちな私も、さすがに除菌ウェットティッシュとかを用意せねばならず、いつもより荷物が多いです。
あと、iPad miniに未読の書籍をかなり詰め込んだにも関わらず、それでもまだ不安で、分厚い岩波文庫をまた4冊ほど持っていきます。海外旅行のたびに岩波文庫を読んでる気がする。聖アウグスティヌスの「告白」とか、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」とか。
そういえば、行き帰りの飛行機の時間も、結構嫌いじゃないんだよなぁ。小さい箱に生活を制限するという点で、トランクに荷物を詰める行為と何か共通している気がする。小さな箱の中に棲むという願望があるのに違いない。
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