再三試行2010年03月01日

 相変わらず、ひたすらに眠くて、何故だかものすごく寝坊する毎日が続いています。
 今日は長らくちまちま進めていたFF13を一気にクリアしてしまおうと、かなり根を詰めてプレイしていました。とても面白いゲームで、ゆっくりとプレイしていたのですが、やはり先が気になったのと、攻略本のストーリー部分の謎を色々と読みたくなったので。
 とうとうラストのボスまで進んだのですが、このラスボスが、ラスボスにふさわしい強敵で、10回ほどやり直しとなって今日は時間切れになってしまいました。
 よく根気が続くなと言われそうですけれど、何が改善できるところで何が問題なのかが見えてきて、それをすぐに試せるので、案外モチベーションは途切れないものです。
 私は不意打ちのものとか、自分で改善の糸口がつかめない、あるいは左右できない種類の逆境に非常に弱いのですが、そうでない種類の状況だと案外平気な顔をしていられるのでしょうか。

幻想、十三番目2010年03月02日

注: 今日は、mixi日記と内容は同じです。

 という訳で、世間の人からはだいぶん遅れましたが、FF13をようやく クリアいたしました。
 いやーよかった。堪能しました。すごくよかったんじゃないかな。


 今回は、すごくシビアでヘビーで、ラストのほんとに最後の方まで、 かなり深刻に主人公たちを追いつめるゲームでした。
 ストーリー的にも、ほんとに希望のないところを手探りしていく感じだし、戦闘システム的にも、本気でこっちを殺しに来るし。
 何回死んだかはもう覚えてないな……。ラストバトルだけで10回死んだ。
 ただ、死にまくる代わりにリスタートが非常に親切なので、リトライは苦にならなかったですね。装備変えてみよう、とかオプティマ変えてみよう、みたいな工夫のしがいがあって、すごく面白かった。
 あとライブラがAIと連動してて、使い甲斐があったよ!初めての敵にはまずライブラしてたなぁ。
 戦闘は、最初は入力速度勝負とかになったらどうしよう、と思いましたが、自動入力コマンドが賢かったのでそれほどでもなかったですね。


 で、今回一部でえらい言われようだった「奥スクロール一本道ダンジョン」でしたが……えーそんなに退屈だった?
 11章でグラン=パルスに落っこちた途端に激しい迷子になった私は、何度一本道に戻せと叫んだことでしょう。
 あのね、言っておくけど、みんな自分の感覚買いかぶりすぎだよ。FF7の時に、初のポリゴン状態になったマップで、みんなあんなに迷子になったの忘れた?
 今回のグラフィックの雰囲気は、かなりSFちっくなので、道もわかりにくいし、あれで自由なダンジョンにしたら、みんな絶対自分が立ってるところ見失って混乱したって。
 ただでさえ戦闘がかなりヘビーな内容なんだから、ダンジョンでまで迷わせる必要は全くなかったと思う。そういう意味であれは正解だったと強く主張したい。いや私が方向音痴だからではなく!


 というかですね。
 今回は、ものすごくストーリー主導……というか、ストーリーを表現する方法として全てがあったと思うのですよ。
 で、それを考えた時に、あの一本道ダンジョンは、すごく意味が深いのです。

 今回の物語は、訳のわからない人間を越えた存在から、いきなり意志とは無関係に使命を押し付けられて、さまようロードムービーでした。
 たとえば「妹がこのままでは魔物になってしまう、一刻も早く妹のもとへ急いで走り抜け!」というライトニングの主観をイメージした時に、彼女の目にごちゃごちゃした脇道だなんだが目に入るか?と考えると、そんなものは絶対彼女の視界にはないはずなのです。
 その後も、いきなり使命とやらを押し付けられて人外のものになってしまい、早くその使命を果たさないと魔物になる、でも使命が何か全くわからない、しかも政府から追われて殺されそう、という状態の彼女に枝道やら大きな迂回路やらが見えていたとは思えません。

 つまりあの一本道というのは、主人公たちの主観的な世界を象徴する非常に重要な要素だったんじゃないかな、と。
 「やらされてる感がある」というプレイ感想をどっかで聞きましたが、当然です。彼女たちはやらされているのですから。ロールプレイとしてそれが正しい。
 逆にあそこで「自由に歩きたい!」とかいうのは、キャラクター設定を無視していると思うんだよね。

 FF13の主人公たちは、基本的に行動の自由度がないまま動いていかなくてはならない。後戻りもできないし、希望も見えないまま先へ走っていくしかない。
 11章に入りグラン=パルスの広大な大地に降りた彼女らは、今度は急に「どこいってもまぁいいよ」というフィールドにおっぽりだされます。
 その時の彼女らの心にあったのは、「何をすればいいのか全くわからない」という強烈な不安です。
 その不安と恐怖を象徴するものとして、
「どこにでも行けるけどどこに行けばいいのかわからない広大な大地」
が与えられる訳です。

 そんな感じで、今回はフィールドやダンジョンの設定自体が、フレーバーや世界設定とかを越えた部分で、ストーリーの表現手法として存在していたんじゃないかなぁと思います。


 あと今回面白かったのは、パーティメンバーの絆というものが、恋愛じゃない形で表現されていたことかな。いや恋愛は恋愛でいいんですが。
 仲間というノリともちょっと違っていて、むしろ「家族」に
近かったなと。
 実際にライトニングとスノウ、ヴァニラとファングはある意味で家族ではあるのですが、それを越えた、もっと大きな家族的絆というかね。
 FF10のガードたちも、絆は深かったけど、どちらかというとユウナを核とした「目的意識で結びつく仲間」という感じでした。
 FF13のメンバーは、そういうのでもなくて、無理矢理に集まった者たちが幸福や不幸を共有しながら意志を"作っていく"という、仲間というよりやはり家族的な絆だったなぁ。
 ライトがホープを「私が守るから」と言う場面なんかは、本当に弟か子供を守るような感じだった。透明感があってね。あれは恋愛とは違う美しさがありました。


 そんな感じで、結構あれこれ語りたいゲームでした。
 では私はこれから、アルティマニアを熟読しつつ他のミッションやりつつFF11をプレイする作業に戻ります(笑)。

国分人参のきんぴら2010年03月03日

 今日の夕飯は、ひさしぶりにきんぴらを作りました。らでぃっしゅぼーやで届いた「国分人参」のおすすめの食べ方がきんぴらでしたので。
 国分人参は、西洋からニンジンが輸入されるようになった初期の頃に、西洋種から独自に生まれたニンジンのようですね。かなり長くて、ちょっとしたごぼうみたいです(ごぼうよりはだいぶん短いけれど)。加熱調理に向いていて、香りがよくて甘いのだとか。

 夕方くらいに、ささがきのごぼうと一緒に炒めて、おしょうゆとみりんで味付け。あとは厚手鍋で保温調理気味に作りました。食べる直前にもう一度火を入れて暖めなおします。
 保温で火を通したので、国分人参の歯ごたえはとてもやわらかく、まろやかです。そしてほんとに甘い。甘いといっても、穏やかで安心感のある甘味です。
 ごまの香りと人参の香りとごぼうの香りがあいまって、非常にごはんが進んでしまい、ぱくぱくと食べてしまいました。人参の残りの1本は何にするのがいいかなぁ。何かいい加熱調理のレシピを探そうかしら。

神器2010年03月04日

 iPhoneを買った理由のひとつが、3GSからついてくる「コンパス」機能。
 これは文字通りの方位磁石機能の他に、マップ表示とナビゲーション機能があります。
 便利だ便利だと言われつつ、最近あまりひとりで外出することがなく、初めての場所に行く時も軽鴨の君ナビで進んでいたので、まだ使ったことがありませんでした。
 今日は自由が丘に出かける用事があり、それが終わった後、ふと「コンパス使って知らないお店に行ってみるかー」と思ったのです。
 目的地を、ショップカードだけ持っていて、場所を知らないとあるお店に決定。お店の住所を入れて、経路選択。ぽち。
 経路が出るので、それに沿ってとことこ。

 おおおおお、話には聞いていたが、なんて便利なんだ!
 経路にはっきり線があるのが、こんなに見やすく歩きやすいとは。しかもちゃんと歩くと、現在位置のマーカーも追従して移動していくので、自分がどこにいてどの辺りを歩いているかがとてもわかりやすいです。
 そしてさらに便利なのは、マップの向きを、常に自分の正面が上になるように切り替えることができるということ。そう、あの「地図をくるくる回す」のをiPhoneがやってくれるのです。なので、道を曲がったりする時に間違えません。

 まぁ最初は使い方を間違えて、徒歩の経路じゃなくてクルマで行く経路を表示させて、無駄に歩いちゃったりもしましたが、それでも全く迷うことなく、初めて行くお店に問題なくたどり着くことができました。
 すごいな! って方向感覚がある人にはそれが普通なのかも知れないけど。軽鴨の君の頭の中にはこんなものが標準装備されているのか! ずるいな遺伝子の差異。いや遺伝子が原因なのか知らないけど。
 という訳で、iPhoneは私のような方向音痴に神が与えしアーティファクトという結論に至りました。これでもっと初めてのところに出歩けるようになるかなぁ。

味噌解禁2010年03月05日

 一昨年仕込んだ味噌がまだ使い切れてないのですが、熟成の進行で、豆味噌みたいな風味になってきまして、軽鴨の君がそこはかとなく不機嫌になってきたので、去年仕込んだ味噌を解禁することにしました。
 一昨年の味噌は、煮込み料理とか、切り味噌とかに使うかなぁ。重みのある味なんですけどね。重すぎて毎日のお味噌汁にはちょっと合わないというか。香りが薄くなっていますし。田楽味噌のような練り味噌にはいいかも知れない。

 で、とりあえず麦味噌の方から開けまして、幸い麹さまのおかげでおいしく仕上がっておりました。
 麦味噌は、甘くてやわらかな風味がいいですね。新しい味噌は香りが強いです。甘い香りがするんですよ。味噌にはバニラと同じ香り成分が含まれているそうですが、納得します。
 今日のお味噌汁は、近所のお豆腐屋さんで買ってきた絹ごし豆腐とわかめの、シンプルなもの。自分で仕込んだ味噌に、近所の豆腐屋さんのお豆腐。おお、なんか楽しい組み合わせではありませんか。
 白うどと、せりの混ぜご飯と一緒にいただきました。

買物2010年03月06日


 軽鴨の君のお友達がご結婚なさったということで、お祝いを買うのにおつきあい。新宿のコンランショップで、あれやこれやと悩んだ末に、タジン鍋を贈りました。  こういう台所用品は大好きなので、放っておくと、とめどなく買い物をしてしまいそうになるのですが、さすがにスペース的にもカード支払い額的にもファイナルでファンタジックなエンディングになってしまうので、最近はがまんです。  帰りに、パークハイアット東京1Fのデリカテッセンで、黒オリーブとパテを買い、紅茶と抹茶クレープなどいただいて、お友達に会いに行く軽鴨の君をお見送りし、私は帰宅。  コンランショップで売っていた、ハーブと果汁だけで作られたナチュラルエナジードリンク「FIREFLY」のシリーズのwake upなどごくごく飲みつつ、ヴァナ・ディールにログインしたりしてのんびり過ごしました。

平将門2010年03月07日

 平将門の史跡をめぐるバスツアーに行ってきました。
 茨城の国王神社、言わずと知れた神田明神、首塚などを中心に、鎧神社や兜神社や筑土神社などの将門由来のマイナーになってしまったところも足を運ぶツアーです。
 国王神社は、茅葺きの落ち着いた雰囲気のある神社で、供物などもたくさん捧げられており、地元の人々から大切にされているのがうかがえます。
 神田明神は相変わらずの盛況。
 首塚は、塚の周囲に不思議なぬくもりがあり、またここも新鮮な花やお酒が供えられていて、大切にされていました。

 平将門は、祟り神のひとつと言われ、ある意味京都への対抗として東方の守護者として祀られています。もともと朝廷や天皇に反旗を翻した理由も諸説あるものの、民衆への圧政に反抗したという説も根強いようで、民のためを思うよき武士という信仰が、今も深いところで流れているのがうかがえます。
 祟り神というのは、恨みを持って非業の死を遂げた人物がなるものとされていますが、それには恨みや意地といった心理的要素だけでなく、中央の巨大な権威に対するカウンターカルチャーというか、権力と権威に異を唱える存在という要素もあるのかも知れないなぁ、などとぼんやりと考えていました。歴史学的な根拠は何もないのですけれど。

 一日寒くて雨が続いて、帰宅した時には結構ぐったりしてしまいましたが、軽鴨の君もそれなりに楽しんでくれたようで、よかったです。

充電、不安2010年03月08日

 今日は何だかとても眠くてだるくて、昼はずっと「水曜どうでしょう」のDVDとか観ながら横になっていた気がします。スロトレはぎりぎりがんばってやったのですが、そこで力尽きた感じ。こういう時は、気楽で決して人を傷つけない雰囲気のコンテンツを流しておくのが決まりです。
 多少の充電にはなったようで、夕方からはだるいながらも少しは動くことができましたが。
 心配なのは、お鳥様がカルシウム不足なのか、足をかばっているように見えることです。とりあえず食事に栄養剤を入れるのを再開。かごに入るのを親の仇のごとく嫌っているので、病院に連れて行くのが一苦労なのですが、改善しなかったら連れて行かなくては。

小さいサバ2010年03月09日

 らでぃっしゅぼーやで、「お魚パレットクラブ」というのができまして。漁港で水揚げされたものの、規格外で市場に出せないお魚をいくつかセットにして、冷凍で届けてくれるものです。
 漁業資源の乱獲が取り沙汰される中、こういう試みをするらでぃっしゅは面白いと思います。他の宅配サービスではなく、私がらでぃっしゅを選択しているのは、こういうアイデアのサービスが多いという理由もあるなぁ。

 で、今日それが届きました。今月のセットは、サバ、キス、ヒラアジ。内臓をとって、アジなどは開いた状態で届くので、調理が楽です。
 キスは手のひらくらいの長さのちっちゃいのが2匹。他の野菜と一緒に天ぷらにするか、煮物にするか、どうしようかなぁ。
 で、今日はサバを焼きました。大きさは25cmくらい? サバとしてはかなりこぶりでしょう。サバは大きいほど味が良いということで、恐らく小さいために規格外ということで市場に出せなかったものでしょうか。
 オーブンで焼いたのですが、この大きさでもすごい脂を蓄えていまして、広がるいい香り。軽鴨の君と、わしわしと食べてしまいました。小さくても味は濃くて、焼いたせいか適度に脂が落ちてくどくなく。むしろ小さめだったので2人で食べ切るのにちょうどいい量でした。
 自分で買うと、つい決まった魚ばかりになりがちなので、こういう問答無用で食材が来るものは大好きです。贅沢に悩めますね。

キスとふきのとうの天ぷら2010年03月10日

 昨日に引き続きまして、お魚料理です。今夜はキスを天ぷらに。
 家ではあまり揚げ物をしないので、私が天ぷらを作るのは相当珍しいです。
 パスタの買い足しに行った自然食品店で、ふきのとうがあったので、うれしくてこちらも買ってきて、一緒に天ぷらにすることにしました。
 今日は衣に小麦粉ではなく米粉を使ってみました。グルテンがないので、小麦粉のように神経質に混ぜなくても大丈夫なのがうれしいところ。
 キスとふきのとうに、米粉を茶こしでまぶしてから、米粉・卵・水をざっと混ぜた衣をつけて、中温くらいでじゅうじゅうと揚げます。普段は精進揚げが多いので、衣に卵を入れないのですが、今日は魚なので卵を入れてみました。卵は玄米たまごなので、衣の色も薄くて綺麗です。

 私は慌て者で、揚げ物も中まで火が通ってないのに引き上げちゃったりすることがあるので、今日はそういうことがないようにゆっくりと。
 油は、小さなフライパンに2mmほどの深さしか使いません。何度もタネをひっくり返しつつ、水分を蒸発させながら揚げていくので、こちらの方がおいしく作れるようです、私の場合。
 最後は、衣に、細切りのにんじんと玉ねぎを混ぜたものを入れて、かき揚げにしようとしましたが、衣が足りなくて、普通に揚げたにんじんと玉ねぎになってしまったような……。

 何がよかったのか、軽鴨の君の評判がことのほかよく、喜んで食べてくれました。めでたしめでたし。