塩卵2009年09月08日

 音沙汰なかったら失敗したと思ってください、などと書いていたぬか床ですが、何とかうまくまとまりまして、今は毎日野菜を漬けております。粉っぽい香りが、だんだんとしっとりして、酸味を帯びて、ぬか漬けの香りになっていくのは楽しいものです。やっぱり根気が大事ですね。

 更新が空いてしまったのは、ぬか床のせいではなく、相変わらずの不調と波をゆらゆらとただよっているせいです。

 そんな中、今日は塩卵(シェンダン)を作りました。中国ではおなじみのものだそうで。卵をスパイス入りの塩水に漬けて、ゆで卵にして食べるものです。作るのに2週間以上かかるので、今日は漬ける段階。
 2リットルくらい入る容器に、10個くらいの卵を漬けて作るレシピだったのですが、そんなに大量に作れないので、勝手に漬け汁は500mlにし、卵は5個にして、1リットルのガラス容器に漬けることにしました。
 とりあえず、500mlの水に、塩60g、桂皮ひとつかみ、カルダモン2粒、八角を2つ入れて、一度煮立てて冷ましたものを、洗って綺麗に水気を拭いた卵(生のまま)を入れたガラス容器に注いでいきます。
 煮立てる過程でいい香りがするのが役得です。
 常温で漬けるパターンと冷蔵庫で漬けるパターンがありますが、今回参考にしたレシピはちょっと塩分少なめのようなので、冷蔵庫に入れてみました。
 できあがった味を見てから、塩分を増やすか、色々考えてみようと思います。時間が経たないと出来上がりがわからない料理は、不安な反面、考える時間がたっぷりありますね。

緑茶を食べる2009年09月23日

 今日は秋分の日。秋が深まる、ということは徐々に冬に近づいていくということです。お散歩日和でしたね。

 軽鴨の君が散歩をしたいということで、吉祥寺をぽてぽてと散歩しました。
 1年前にできていたそうですが、すっかり見逃していたカフェの「茶の愉」さんでお茶を一服。
http://www.cha-no-yu.com/
 煎茶のさえみどりを頼んだら、急須とお椀と一緒に、小さなスプーンと濃褐色のソースのようなものが入った器が。黒蜜でも入れるのかしら?と思ったら、
「こちらのお茶は、茶殻をこのポン酢を少しかけて召し上がることができます」
とのこと。
 お茶を直接食べるって、なかなかないな……と、三煎ほどいただいた後の茶殻をスプーンですくって、ポン酢をちょっとかけて、ぱくっ。
 苦みや渋みはほとんどなくて、細かく刻んだ新鮮な青菜のおひたしを食べているような雰囲気。噛んでいると、喉の奥のほうにお茶独特の風味が走ります。
 ポン酢で食べるというのが、たぶんえぐみを相殺するよい案なのだろうなぁ。大量にばくばく食べられるかどうかはわかりませんが、こういういただき方も面白いです。うちのお茶はこれで食べられるかしら。

だし昆布2009年09月28日

 アサブロのスパムフィルタ機能が設定できるようになってから、スパムコメントが減って大助かりです。スパムコメントは見るのも嫌です。

 最近乱れがちだった生活を、ここらでちゃんと立て直さないと、と思いつつも、なかなか思う通りには進まないですが。少しずつ掃除を進めたりしています。

 だしをとった後の昆布とかつおぶしを冷凍していたものが貯まってきたので、粉だしとふりかけでも作るかなぁと思い立ちました。
 基本的にどちらも粉状に粉砕する必要があるので、バーミックスを使うのですが、その前に解凍してさらに水分を飛ばさないといけません。
 が、この水分を飛ばすのが一苦労。家庭の冷蔵庫で冷凍しているので、フリーズドライという訳にはいかないし、何度も電子レンジにかけたり、フライパンでから煎りせねばなりません。それでもカリカリという訳にはいかなくて、結局昆布は粉砕しきれませんでした。
 これからは、だしをとったら、まずは冷蔵庫で水分飛ばしと乾燥を行った方がいいのかなぁ……。

 だしをとった後の昆布は、佃煮にするといいとよく言いますが、佃煮なんてそんな大量に食べるものでもなし、なかなかうまい活用方法をまだ見つけられていません。まだまだ探さないと。

 とりあえず何とか乾燥させて、一応粉状にして、ふりかけも作成。荏胡麻を混ぜて、醤油とお酒を入れて、煎って水分を飛ばします。
 ふりかけだと、まあまあ大きめの昆布があってもそういうものかな、という感じで許容できるのでありがたいです。味も悪くなくて一安心。今度は緑茶でも入れてみようかな。

古味噌2009年09月29日

 軽鴨の君は、熟成したまろやかな味噌がお好きですが、熟成しすぎた味噌はお好きではありません。
 ここ数年は自家製の味噌でずっとやっておりますが、今年は何故か、湿気が多いのか夏妙に暑い日があったせいか、味噌の熟成が早いのか、かめから出したばかりの味噌でもお気に召さないことが多く。
「この味噌いたんでない?」とか失礼な!無礼な!発言をのたまうので困ります(笑)。

 空気に触れやすい、上部の表層に近い味噌だと、もう軽鴨の君の舌にはNGで、底の方の味噌をかきだしてこないといけません。
 上層部の味噌は、確かに少しひねた香りがして、豆味噌っぽい感じがあります。本当にいたんでるんじゃ、と訊く向きもあるかも知れませんが、私は食べておなか壊したことがないので、これは熟成の結果なのです、ええ、断じて。
 東京のマンションの片隅ですから、安定した熟成という訳にはやはりいかず、年によってもこの辺りは違うので、いきものを相手にしているんだなぁと感じます。

 とりあえず、古い味噌は何か練り込んで変わり味噌にしようかなぁ。グルメなつれあいがいると、いいことが多いですが、たまにこんな難しいことも、起こります。

分類2009年09月30日

 アサブロ(及びホームページ)と、mixiの日記と、Twitterと、あとFF11話のブログと、まぁ割と新しいもの好きなのか全部試している訳ですが、なかなか使い分けが難しいです。mixiにはボイスという、なんちゃってTwitterもあるので、さらに使い分けが難しくなります。

 私の人生は、細かい断片から成立していて、その断片どれもがそれなりの重さを持っているのですが、テーマとして分割していけば実に平々凡々なものばかり。食べて、遊んで、読んで、書いて、悩んで、鳥と遊んで、寝て。
 そういう断片全てが集まっている様が私だと思う一方で、それを全て羅列していくのもわかりにくく、読む方にとってはノイズが多くて鬱陶しかろうとも思います。
 わくわくディアボロス日記は、そういう意味で分離独立させやすくて楽でしたし、独立させてから更新もしやすくなりましたから、いっそテーマごとに全部独立させちまえと乱暴なことを考えたりも、いたします。それはそれで、別の問題がありそうだな。

 こういう、読んだ方にとっては何の益もなさそうなことをつらつら書いている部分は、この「今日のさとみん」の本質に、一番近いような気もしますけれど。