鰹、太刀魚、猪2014年02月19日

 軽鴨の君が無事に帰国しました。出張先でも、経由地点でも、そして日本でも、事故もなくトラブルもなく。一安心です。
 さすがに和食が恋しくなったようで、家から一駅のところにある、最近お気に入りの和食割烹屋さんに出向いて、二人で夕飯を食べてきました。
 鰹のたたきが、醤油やポン酢ではなく塩で味付けしてあって、にんにくや薬味と一緒に食べると、鰹の香りとコクとすっきりした風味が口に広がって素敵。太刀魚も塩焼きでしたが、こちらは太刀魚とは思えないくらい太く厚い身で、脂がのっていて、ほくほくの身に大根おろしを載せて、上品なうま味を堪能します。
 最後は猪鍋。寒い日なのでおいしさもひとしおですね。猪の肉は、確かにベースの味は豚肉と共通なのですが、もっと香りが強いというか、味が凝縮されているというか、「濃い」感じがします。脂もおいしいのですけど、脂を味わう肉ではなくて、味をしっかり味わう肉のような気がします。

 私もここ数日はひとりの食卓で、結構いい加減な食事になっていたので、久しぶりに手のかかる食べ物をいただいて、贅沢な気分でした。