平成二十四年抱負2012年01月01日

 さらさらと川が流れるように2012年です。今年もよろしくお願いいたします。テンプレートも変えてみました。

 相変わらず、のんびりした年始を過ごしております。今年のお雑煮は、鰹菜と蒲鉾と切り餅で、葛仕立ての澄まし汁にしました。朝からかつお節を削る元日。
 今年は平常運行というか、元日だからどうとか三が日だからどうとか、そういうことはあまり考えずに、季節のめぐりを大切にしつつもいつもの日常を積み重ねていきたいと思います。

 毎年、元日に今年の目標とか抱負とかを考えているものの、まともにそれを達成できたことがほとんどないような気もしてきて、考えたり書いたりしない方がいいんじゃないかというささやきも聞こえてきますが、まぁ単に己が怠惰なだけなので、何とか意義ある一年にしたいと思います。

 とりあえず今年は、ライフログを取るのに挑戦してみようかなぁと。今さらと言えば全くそうなんですが。iPhoneも4Sになったことですし、色々記録を取りやすくなったので、こつこつ記録して、こつこつ振り返ろうかなと思います。
 その一環として、ブログもまともに更新したいな。できればホームページも改修したいんですけど、これはホームページ作成アプリが鍵でしょうねぇ……。BiND買うお金を捻出できるかしら。
 あとは今年も、淡々とたくさん書きたいなと。書いたものが誰かの役に立つのかとか、お金になるのかとか、そういうことを考えると大抵精神的に息詰まり行き詰まるので、それはそれこれはこれの精神で乗り切る所存です。まぁ私の場合、大抵考えが先行すると……な結果になるような気がするのですけど。
 ダイエットというか、運動は、余力があったら。
 あとは部屋の片づけですね。旧年、洋服や雑貨類はかなりいいところまでいけたので、個人的な書類と、台所用品でしょうか。紙関係をばっさり減らせると、結構スペースが空くんじゃないかと期待しています。

 という訳で、今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様にまた一年、光のように天の恵みが降り注ぎますように。

ガーディアンエンジェル2012年01月02日

 年末年始というのは何故か体調を崩しやすいもので、去年は私がいきなり高熱を出して寝込んだりしてたのですが、今年は軽鴨の君の風邪がなかなかよくなりません。
 という訳で、今日はラベンダー3滴とティートリー2滴の精油をディフューザーに入れて、芳香浴です。
 体調が優れない時には、やはりラベンダーとティートリーは強い味方です。体調がいい時にはあまり使おうと思わない組み合わせでもあります。変な例えですが、「病院の雰囲気を柔らかくした感じ」の香りだと思います。白衣の医師がまとう空気の、最も優しく穏やかで患者の心身に寄り添う部分を香りで表現すると、こんな感じになるのではないかと思います。
 普段はあまり意識しないけれど、弱っている時には思い出して頼りたくなるという意味で、私はこのブレンドをガーディアンエンジェルとこっそり呼んでいます。大天使ガブリエルの、優しくもちょっと厳しい表情を思い出すのです。

何をする気にもなれない日2012年01月03日

 年末年始では、かならず数時間、エアポケットのように何もする気になれないぽかっと空いた時間というのができるもので、今日がその時間のある日でした。
 この時間には、何かを食べる気にもならず、観たいテレビも映画もなく、読みたい本もなく、聴きたい音楽もラジオもなく、ゲームをプレイする気分も出ず、やりたいことも思いつかず、というないない尽くしになります。
 小さい頃は、年始のこの時間には散歩に出かけて本屋にでも行って無理矢理テンションを上げたものですが、今の私は本屋に行ったところでテンションも上がらず、軽鴨の君も風邪引いているしで、本当に何もする気にならず、相当時間を持て余しました。
 年始は友達も忙しくて捕まりませんし、仮に捕まったとしても軽鴨の君を置いて出かけるという気にはなれませんから、もはや八方ふさがりだったと言えましょう。

 軽鴨の君の風邪があまりに長引いているので病院に行って、帰りに蜜柑とビタミンCを買って、小豆を煮てあんこを作って、そんな一日でした。

風邪気味2012年01月04日

 軽鴨の君の風邪がついにうつったか、頭がぼーっとして喉が微妙に痛くなってきました。うつした方の軽鴨の君がよくなってくれれば問題ないんですが……。
 昨夜は全然眠れなくて、七転八倒してしまいました。まぁここ数日完璧な寝正月、運動不足でカロリーオーバー。快眠できるはずがないんですが。夜眠れないと、色々と暗いことばかり考えてしまうのでよくありません。
 世間は仕事始めの方もいらしたようですが、わが家は軽鴨の君の仕事始めが明日なので、今日までのんびりモード。夜はおでんを煮て、揚げ餅を食べました。洗濯しようとか、色々考えていたこともあったのですが、圧倒的なまでのまったりムードの中に全て押し流されました。
 とりあえず、今夜はよく眠れるといいんですが。そしてこの風邪っぽい感じがなくなればいいんですが。

無意識浸透2012年01月07日

 また風邪をひいて、水曜の夜にどっと発熱し、しばらく寝込んでいました。去年に続いてまたしても、風邪の年始です。まぁ今年は年始休みがほとんど終わった後にどっとやってきたので、ちょっと違うかも知れませんが。軽鴨の君と二人並んで、こんこん咳き込んでいました。
 今日は外出の予定が入っていたのですが泣く泣くキャンセルし、ひたすら三日間寝続けたおかげで、家の中は色々ひどいことになった代わりに大分よくなりました。今は猛烈に喉が痛いのと咳が出るの以外は、熱も平熱になっています。ふう。

 そんな状態で、いつもよりさらに睡眠時間が長かった訳ですが、その長い眠りの合間合間にちょくちょく見た夢の中で、ついに「文字がiPhoneのフリック入力の形でイメージされる」という現象が起こりました。文字が、フリック入力する位置が光るという形でイメージされるという内容でしたが、とうとうフリック入力が無意識の領域まで浸透したかと、目覚めてからしみじみしてしまいました。
 タロット占いなどでは、上達の目安のひとつが「夢にタロットが出てくる」というもので、まだまだ未熟の私でも今までに何度か夢にタロットが出てきたことがあります。別に寝る前にタロットを使っていたとか、そういう明確な関連性がない状態で出てくるくらいになると、潜在意識にまでそれが入ってきた証拠という訳です。
 私がキーボード操作に慣れて、ほぼ自由に入力が可能になったのは半年くらいであったかと記憶していますが、あれからずいぶん年を取ったにも関わらず、また使っている頻度はキーボードよりかなり少ないにも関わらず、一年半程度(使い始めてしばらくはローマ字入力だった)でフリック入力が無意識にまで浸透したのは、なかなか早い方だったかなと思います。
 フリック入力が自然な方法だったのか、学習能力がまだまだ健在だったのか、まぁ両方だと思っていた方が、プライドは傷つかずに済みそうです(笑)。

診断2012年01月11日

 熱が平熱になったと思っていたら、どうも37度ぎりぎりの微熱が続いている感じで、夜になると熱っぽくだるくなり、咳が止まらない状態です。咳がひどいので夜なかなか眠れず、夜眠れないので昼にうとうとしてしまい、家事もやりたいことも手が付かない上にまた夜眠れなくなるという悪循環。
 咳があんまりひどいので、もしやマイコプラズマ肺炎ではあるまいなと心配になり、熱も36.9度から下がらないので、やむなく病院へ行ってきました。風邪で病院に行くのは自分の中では敗北(しかし何と闘っているのかは自分でもわかってない)なのですが、本当に肺炎だったら目も当てられないので、万一を考えてという感じです。

 まぁ結論から言えばしつこい風邪でしょう、という診断になって一安心だった次第。感冒薬やら咳止めやらを山ほど処方していただいたので、何とか今週中に治してしまいたいものです。

 夜眠れないと、嫌なことばかり考えてしまい、抑鬱が進むので本当に困ります。今日はちゃんと眠れて、明日は人並みの時間に起きられるといいなぁ。

回復途上2012年01月12日

 やはり医薬品というのはすごいもので、薬が効いている間はちょっとだるいかな、くらいの状態なのですが、薬が切れ始める時間になるとたちどころに咳が出てきます。しばらくは、咳止めの頓服を飲んで眠る夜が続きそうです。声もびっくりするくらい低い声になってしまっているので、あまりおしゃべりもできません。
 逆に考えれば、いただいた薬を飲んでいる限りはまあまあ普通の生活ができるくらいには回復したので、徐々に生活の調子を取り戻すべく、洗濯をしたりお茶を飲んだりしています。たまに生姜ののど飴を舐めたり。家事の他にも、色々やろうと思っていたことが溜まっているので、早めに処理しないといけません。……まぁ、ここで焦るとまた体調不良がぶりかえしたりするので、用心が必要なのですけど。

 本のスキャンのこととか、悲劇の難しさについてとか、ファンタジーと神話の違いについてとか、色々考えることはあるのですが、その思考が自分の外の世界でどういう意味を持つのか全くわからないので、ひたすら内向きになっている日々です。
 たまに来るこういう波をどうやって過ごすか、が、ここ十年くらいの繰り返しのテーマのような気がします。

鰹節2012年01月13日

 新年だから……という訳でもないのですが、鰹節を新調しました。
 わが家は、鰹節は節の状態で買って、使う時に削ります。古式ゆかしい鉋式の削り器もありますが、普段使うのは愛工業社が出している手動鰹節削り器です。
 鰹節というのは保存食ですが、節の状態で保存していても、長く経ってしまうと乾燥が進むのか、ものすごく削りにくくなります。それはもう、素人でもありありと感じます。味も悪いように思います。
 久しぶりに新調した鰹節は、とても綺麗に削れるもので、そして何と言っても香りがよいです。びっくりするほど香りが立ちます。お出汁にすると、味噌汁の格が急に上昇するので、料理下手にはありがたい話です。
 そんな調子で、このところは鰹節を毎日削ってはお味噌汁を作っているので、軽鴨の君のご機嫌がよいのでした。
 出汁にした鰹節と昆布は、冷凍してまとめてあります。そのうち佃煮にするつもりです。

茶飲話2012年01月14日

 久しぶりに外出しました。今年初の外出……かも知れません。鉄道に乗り、Suicaをチャージし、荷物を抱えて人ごみをかきわけ、習い事に行ってきました。
 とりあえずは、途中で具合が悪くなることもなく用事を全部こなして帰宅できましたので、体調は確実によくなっているのだと思います。まだ咳は出ますけど。

 日本の将来はどうなるんだろう?みたいなことが、茶飲み話のレベルですら出てくる今日この頃ですけれど、日本という国はもともと、周囲の起こす波の中でゆらゆら揺れる小さな船のようなもので、あまり長期的な戦略を考えるとか全世界的な視野でものを見るといったことには興味がない場所のような気がしているので、そういう意味では今までと同じ、まぁなるようになるんだろうなと私自身は楽観的に考えています。
 そもそも、日本という国が何千年も前から連続的に存在していたと心から素直に思えるのはごく一部の人だけで、日本という存在は今までも何度も滅亡し新しくなり、ただ名前が残り、そして前時代の中の一部がいくばくか次の時代に継承されていっただけなのでしょう。
 特に国家というのは、歴史的には、うまくいっていると国民が思う時期が続くとその後にひどい目に遭うことが多いので、今のように「このままじゃ日本はだめだ」と言い合っている時代の方が、逆説的には安心できるような気がします。もしこれが人間だったら、何だかずいぶん気が滅入る生き方のようですけれど。
 政治家は全然ダメで、マスコミはあてにならなくて、テレビは低俗で、教育はなってなくて、若者はバカで、そんな時代はずっとずっと昔からえんえんと続いていて、そして結構幸せにやってきたことを思うと。
 もしかしたら、政治家が優れた手腕を発揮して、マスコミが本来の使命を完全に果たしていて、テレビが高尚な番組を次々と打ち出して、教育に強力な指向性があって、若者が時代の星よとたたえられる、そんな時代はむしろ、とても不幸な、あるいは不幸をはらんだ時代なのではないかと、そんな気持ちがふと湧いてきたりもするのです。

無感動2012年01月15日

 今日は軽鴨の君の買い物につきあってお店をいくつか回ったのですが、最近の自分の買い物に対するテンションの低さに驚いています。昔だったら、自分が買うものでなくても、お買い物というだけで楽しくあれこれ見て回ったはずなのですが。
 今は何だか、商業施設と自分の間に、透明なビニールの幕が下りていて、さらに自分の周りにはポリエチレンの膜でもかかっているような感じで、そこにある商品なりサービスなり、要は「楽しそうなきらきらしたもの」がことごとくひとごとのように見えてしまいます。
 私の買い物人生における最終兵器とも言うべき本屋に行ってさえそうなのですから、結構この根は深そうです。おかげで外出がちっとも楽しくありません。

 先日は友人と久しぶりに会って茶など飲みつつ話をしたのですが、みんなが自分の好きなアニメや小説やドラマや歌手の話で盛り上がって、焼き立てのパンの上でバターが溶けてきらきら黄金色に輝くような生命力を見せているというのに、私ひとりが何もない空っぽのような気分になりました。
 別に話すことがないとか、そういう訳でもないはずで、さあ話してみてくださいと言われれば何時間かは話すことはあると思うのですが、そのどの話も、人様の前で話すほどの価値を感じられないという気分です。

 まあ淡々と、やっていくしかないのだと思いますが。
 人生の中には、そういう気分のことだって、あります。