わくわく北浦和日記92007年04月22日

ある年の1月21日

今日は浦和に遠征だーとお出かけ。
京浜東北線に乗ってえんやこら。浦和駅前は、なかなかにぎやかだ。さくらやもあったし。駅前の地図で再度道を確認して、まずは県立図書館へ。

かつて私が住んでいた神奈川県の県立図書館は、日ノ出町というあのポルノ街に近い駅にあり、しかも大層な坂道を歩いて行かねばならなかったのだが、こちらは道をまっすぐ行けばたどりつく。でも建物の古さと感じは似ているのが不思議なところだ。
埼玉県の県立図書館は、三館で収集を分担しているそうで、この浦和にある図書館は、埼玉県に関する資料・社会科学系の資料を担当とのこと。
蔵書の量は……まぁ、都立と比べたら可哀想ですが、こんなところでしょうか。閉架書庫があるのかは確認できず。
2階から4階が図書館なのだが、この「4階」が実は「中4階」で、3階のちょっと高いフロアにあって。不思議な感じをただよわせている。
変わった蔵書もあった。結構ぎょっとしたのは、都市社会学のあたりにあった「楽園の奴隷」という本で、1970年代から1990年まで存在した、ドイツの、精神分析と哲学のカルト集団が作っていた共同体の記録。元団員が書いているのですが、掲載されている写真がコワイ。特に、団員の「入団前」「入団後」の写真があるんだけど、入団後の写真はそろいもそろって目を見開いてその目の瞳孔が開いてる(ひぃぃぃ)。で、口をぱっかり開けて笑っている顔がこわいぃぃぃ。……ちょっとホラーだった。いや真面目な記録なんだけど。
気を取り直して、1時間ほど見て歩いた後、県庁へ。と言っても、都庁じゃないんだから展望台はないのだが。
坂の向こうの丘に、どでーんと大きな建物。良くも悪くも個性のない、お役所という雰囲気。中に入れるのかな、と入口に行ってみると、「県民案内所」という部屋が。中にはパンフレットのスタンドと椅子があって、暇そうな人がたむろしていた。
寒くなったので、じゃあ帰ろうかと駅前に戻り、ショッピングセンターを見ていなかったので、行ってみることに。
洋服関係には見るものは特になし。でも何やら気合いの入ったお香屋さん(筆書きのPOPが色々張ってあって、企業努力がうかがえる)があったり、趣味大爆発なアーリーアメリカン雑貨屋があったり、いきなり渋い西洋陶器のお店があったり。リュックがぶつかって何か割ったら、走って逃げるしかないなとか思って
見ていた。なかなか面白いショッピングセンターだった。伊勢丹もあったけど、そちらへの興味を失ったくらい。和風雑貨屋さんで、風呂敷にも使えそうなハンカチーフを4枚購入して、帰途に着く。
北浦和の帰り道、いつもと違う道を一本入ってみたら……黒板に店長の熱い語りが書かれた割烹系?飲食店や、地元のハーブ・アロマショップを2軒!も発見。こんなすぐ近くにこんなお店があったと気付かなかった。散財を恐れて、中には入らなかったのだが。
帰ってきて、写真を整理したり、あれやこれやをやって、夕ご飯。今日は、昨日買ったがんもどきと、きゅうりと、カブの塩漬けでサラダ風パスタ。眠くなってきたので、あわてて日記を書く。あとは仕事を少しして、それからお風呂に入らないと。蜜柑の皮を入れてみようかと思っている。