相談相手2006年08月01日

普通、「相談相手」というのはどれくらいいるものなのだろうか。

唐突に気づいたのだけど、私には「相談相手」があまりいない。
好きな人はたくさんいる。愛する人も、尊敬する人も、大切な人も、からかう相手も、会話を楽しむ相手も、たくさんたくさん、いる。
だが相談相手はあまりいない。
数少ないその人々は、皆大抵心配になるほど忙しく無休状態で動き回っているので、相談をしたいなという時にとてもじゃないけど声をかけられない(また実際時間がとれないことが大半)ので、事実上、私には相談相手は皆無とも言える。

相談しない(できない)理由は色々だ。
忙しい、というのもそうだし、
なんだか気後れするとか、
こんなことを言ったら笑われそうとか、
あんまりこういう考えや悩みに対して理解がないとか(悪い意味ではなく、その手の思考回路がないということ。男の人に月経痛改善のノウハウを尋ねるみたいなものだ)、
善意のかたまりだけどあまり人の話を聴くタイプではないとか(一生懸命自分の経験に基づいた参考話をしてくれるのだけど、てんで的外れになってたりして、しかも気づいていない)、
みんなの相談相手を務めていて申し訳なくて、せめて私といる時くらいは屈託のない話をしたいなと思ってしまうとか、
まぁ、本当に色々。
そして私自身、あまり相談相手に向いていない人間かも知れない。
そう考えると、結構気が滅入ってくる。

様々な事故や事件に、「相談相手がいない」ということがまつわりついてくるようだけれど、だとしたらみんなも、相談相手がいない辛さを耐えながら、日々生き延びているのかも知れない。

今も、私は結構深刻でしんどい悩み事を抱えているけれど、相談できずにいる。みな忙しく自分の仕事で大変そうだ。
大人ってのはそういうもんだよ。甘えないでしっかりしてればいいんだよ。そんな風に言い切ってしまえば、深く考えずに済んで楽なのかも知れないけれど。

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