控えめな空気清浄 ― 2011年11月01日
昨日からどうも風邪を引いたようです。激しい喉の痛み、節々の痛み、鼻詰まり、たまに咳。
まさか秋の花粉症ではないと思うのですが……。最近の花粉症は、喉が痛くなったり頭痛がしたり倦怠感があったり、風邪と同じような症状が出るそうで、ちゃんと検査しないと見分けられないようですけどね。でも検査のために病院に行って、さらなる風邪をもらってきたりしても困りますし。
そんな訳で、とりあえずは風邪だと思い込んで、スパイスや生姜を入れたミルクティーを飲んだり、にんにくをやまほど入れたスパゲティペペロンチーノを食べたりして、対処しています。本当はエキナセアのお茶かエキスを飲みたいのですが、こういう時に限って切らしていて、買いに行く元気もないという間の悪さ。でもマスクを買ってこないといけないので、がんばって買いに行こうか悩んでいます。
昨日は抗菌・抗炎症作用・呼吸器の症状の緩和作用がある、ティートリー2滴、ユーカリ2滴、フランキンセンス1滴の精油をアロマディフューザーで芳香浴してみました。
フランキンセンスの量を控えめにしたので、香りをただよわせるというよりも、空気を浄化するというか、あまり主張をしない香りになっています。「いい香り」を目的にするなら、これにベルガモットとかグレープフルーツとか、ラベンダーを入れる方がいいと思うのですが。ペパーミントもいいのかな。
でも今回は、シナモンと生姜とカルダモンの蜂蜜漬けを入れたミルクティーをいただきながらの芳香浴だったので、これくらいの主張のない香りがありがたいです。早く治ってくれるといいのですが……ほんとに花粉症だったらどうしよう。
まさか秋の花粉症ではないと思うのですが……。最近の花粉症は、喉が痛くなったり頭痛がしたり倦怠感があったり、風邪と同じような症状が出るそうで、ちゃんと検査しないと見分けられないようですけどね。でも検査のために病院に行って、さらなる風邪をもらってきたりしても困りますし。
そんな訳で、とりあえずは風邪だと思い込んで、スパイスや生姜を入れたミルクティーを飲んだり、にんにくをやまほど入れたスパゲティペペロンチーノを食べたりして、対処しています。本当はエキナセアのお茶かエキスを飲みたいのですが、こういう時に限って切らしていて、買いに行く元気もないという間の悪さ。でもマスクを買ってこないといけないので、がんばって買いに行こうか悩んでいます。
昨日は抗菌・抗炎症作用・呼吸器の症状の緩和作用がある、ティートリー2滴、ユーカリ2滴、フランキンセンス1滴の精油をアロマディフューザーで芳香浴してみました。
フランキンセンスの量を控えめにしたので、香りをただよわせるというよりも、空気を浄化するというか、あまり主張をしない香りになっています。「いい香り」を目的にするなら、これにベルガモットとかグレープフルーツとか、ラベンダーを入れる方がいいと思うのですが。ペパーミントもいいのかな。
でも今回は、シナモンと生姜とカルダモンの蜂蜜漬けを入れたミルクティーをいただきながらの芳香浴だったので、これくらいの主張のない香りがありがたいです。早く治ってくれるといいのですが……ほんとに花粉症だったらどうしよう。
化石思想保持者 ― 2011年11月02日
微熱が出ていたのですが、おとなしく寝ていたせいか平熱に戻りました。もっとも発熱というのは、免疫活動が活性化している状態らしいので、喉の痛みがおさまってないことを考えると、本当はもっとどかーんと高めの熱が出てくれた方がいいのかも知れませんが。エネルギー不足なんじゃないかと不安におびえつつ、スパイスティーを飲んでおります。
ところで全然関係ない話ですが、私は常々、オタクと呼ばれる人々は、自分が欲望を注ぐ対象に向けるエネルギーの量のみが実は特別なのであって、それ以外のところは全く普通の人だと思っています。そう、普通。よくも、悪くも。なので私は、彼ら彼女らが自分でそう思うほど、あるいは願うほど、特別で変わった存在だとは感じないのです。
それは私が、彼らと同じようなメンタリティを持っているゆえに「変わってると感じない」のではなく、彼らの自分の専門分野以外のものに対する視線や姿勢が驚くほど平凡で「オタクじゃない人と同じ」、という感想になるからに他なりません。
ところが……最近、ネットにあふれるオタクと自称(他称)する人々の言動を目の当たりにした時、私は間違っていたのではないかと思わされることがありました。
オタクとは、欲望の対象に向けるエネルギー量のみが特別で、それ以外が普通の人なのではなく。
むしろ、「一時代遅れたメンタリティ」を保ち続けている人なのではないかと。
そう感じたのは、アニメ声優のファンの一部が、自分がアイドルと崇める女性声優の男性関係が暴露されたとかで、アイドルが男と関係するとは許せないと、ネットに憤懣やる方ない怒りをぶちまけているとかいう話を目の当たりにした時でした。
そこに出てくるのは、処女とか、ビッチとか、他にも思い出したくないので早々に忘れた、今どきそんな単語を持ち出す人がいたの?と唖然とするような時代遅れの概念で。21世紀のこの時代に、女性を処女かどうかでランクづけする、内心でそう思うのはともかく、それを大声で当然の真理ののように叫ぶような人種がまだ先進国にいるなんて! というのが、私の正直かつ率直な感想でした。ここにいるのは生きた化石か? シーラカンスか?
まさかこの概念が、オタク全てを覆うものではないとは思うけれど、その時ふと、もしかしたらオタクというのは、「取り残された人々」なのではないかと……思ったのです。
男尊女卑、女性は処女か母親か娼婦しか認められない、女性は外見と男性から見ての利用価値で序列をつけられる、女性に人格や尊厳があるなんて考えたこともない、よい大学に通ってよい会社に就職して高給をとって美人の「嫁」(妻を「嫁」という、息子の妻を指す表現で呼ぶ意味が私は今一つわからないのだけれど)をもらって子供を育てるのが「リア充」。
これらは、ずいぶん昔におかしな話だよね、と言われて「社会の真実」から「個人の願望」に取り下げられた思考の数々ではなかったか。
こんなことを今更まるで大声で叫ぶオタクという存在は、先祖返りというか、過去の亡霊のようにすでに否定された思想にしがみつく人々なのでしょうか。いや、まさか、本当に?
リビドーというのは決して素直に身体的欲望だけで形成されるのではなく、社会的思想的に影響されて形成されるものです。幼少時の社会状況、そして自分の上の世代の無意識の言動が影響して形成されるのですから、それはリアルタイムに社会にみなぎっている思想だけでなく、少し前の時代に支配的だった思想がひっそりと、影響します。しかも一度形成されるとなかなか変えにくいものです。
つまり多くの人にとってリビドーの形は、「時遅れ」のものと言えます。
特にアニメやマンガ、アイドルを対象にしたオタクというのは、リビドーを前面に押し出す表現形態を選択しがちなので、そういった「時遅れ」の要素が濃縮されて表れるのかも知れません。
……などとつらつらと考え、そして色々書きましたが、実は私は今でも、やっぱりオタクというのは基本的に普通の人だという考えを変えていません。
実際には、一時代前の男尊女卑概念にしがみついているのがオタクの定義でもないでしょう。それを過去の亡霊とも思わずに表出する、自己の価値観への疑いのなさには少々あきれますが、そんな部分もまた平凡の証明だとも一方では思います。
結局のところ、やはりオタクとそうでない人を分けるのは対象への欲望(ただしそれは性的欲望とは限らない)の強さであって、オタクの中にも「自分を振り返ることができる人」や「広い価値観や視野を持てる人」がいる一方で、「自分を全く客観視しない人」や「自分の欲望をあられもなく出してその害悪性に全く無頓着な人」もいる、というだけの話なのでしょう。
もっとも、広い価値観や視野を持てるというのは、すでに平凡ではないようにも思えます。もしかしたら本当は、「オタク」と「オタクでない人」と、「それら二者を越えた人」がいる――というのが正しい表現なのかも知れません。
ところで全然関係ない話ですが、私は常々、オタクと呼ばれる人々は、自分が欲望を注ぐ対象に向けるエネルギーの量のみが実は特別なのであって、それ以外のところは全く普通の人だと思っています。そう、普通。よくも、悪くも。なので私は、彼ら彼女らが自分でそう思うほど、あるいは願うほど、特別で変わった存在だとは感じないのです。
それは私が、彼らと同じようなメンタリティを持っているゆえに「変わってると感じない」のではなく、彼らの自分の専門分野以外のものに対する視線や姿勢が驚くほど平凡で「オタクじゃない人と同じ」、という感想になるからに他なりません。
ところが……最近、ネットにあふれるオタクと自称(他称)する人々の言動を目の当たりにした時、私は間違っていたのではないかと思わされることがありました。
オタクとは、欲望の対象に向けるエネルギー量のみが特別で、それ以外が普通の人なのではなく。
むしろ、「一時代遅れたメンタリティ」を保ち続けている人なのではないかと。
そう感じたのは、アニメ声優のファンの一部が、自分がアイドルと崇める女性声優の男性関係が暴露されたとかで、アイドルが男と関係するとは許せないと、ネットに憤懣やる方ない怒りをぶちまけているとかいう話を目の当たりにした時でした。
そこに出てくるのは、処女とか、ビッチとか、他にも思い出したくないので早々に忘れた、今どきそんな単語を持ち出す人がいたの?と唖然とするような時代遅れの概念で。21世紀のこの時代に、女性を処女かどうかでランクづけする、内心でそう思うのはともかく、それを大声で当然の真理ののように叫ぶような人種がまだ先進国にいるなんて! というのが、私の正直かつ率直な感想でした。ここにいるのは生きた化石か? シーラカンスか?
まさかこの概念が、オタク全てを覆うものではないとは思うけれど、その時ふと、もしかしたらオタクというのは、「取り残された人々」なのではないかと……思ったのです。
男尊女卑、女性は処女か母親か娼婦しか認められない、女性は外見と男性から見ての利用価値で序列をつけられる、女性に人格や尊厳があるなんて考えたこともない、よい大学に通ってよい会社に就職して高給をとって美人の「嫁」(妻を「嫁」という、息子の妻を指す表現で呼ぶ意味が私は今一つわからないのだけれど)をもらって子供を育てるのが「リア充」。
これらは、ずいぶん昔におかしな話だよね、と言われて「社会の真実」から「個人の願望」に取り下げられた思考の数々ではなかったか。
こんなことを今更まるで大声で叫ぶオタクという存在は、先祖返りというか、過去の亡霊のようにすでに否定された思想にしがみつく人々なのでしょうか。いや、まさか、本当に?
リビドーというのは決して素直に身体的欲望だけで形成されるのではなく、社会的思想的に影響されて形成されるものです。幼少時の社会状況、そして自分の上の世代の無意識の言動が影響して形成されるのですから、それはリアルタイムに社会にみなぎっている思想だけでなく、少し前の時代に支配的だった思想がひっそりと、影響します。しかも一度形成されるとなかなか変えにくいものです。
つまり多くの人にとってリビドーの形は、「時遅れ」のものと言えます。
特にアニメやマンガ、アイドルを対象にしたオタクというのは、リビドーを前面に押し出す表現形態を選択しがちなので、そういった「時遅れ」の要素が濃縮されて表れるのかも知れません。
……などとつらつらと考え、そして色々書きましたが、実は私は今でも、やっぱりオタクというのは基本的に普通の人だという考えを変えていません。
実際には、一時代前の男尊女卑概念にしがみついているのがオタクの定義でもないでしょう。それを過去の亡霊とも思わずに表出する、自己の価値観への疑いのなさには少々あきれますが、そんな部分もまた平凡の証明だとも一方では思います。
結局のところ、やはりオタクとそうでない人を分けるのは対象への欲望(ただしそれは性的欲望とは限らない)の強さであって、オタクの中にも「自分を振り返ることができる人」や「広い価値観や視野を持てる人」がいる一方で、「自分を全く客観視しない人」や「自分の欲望をあられもなく出してその害悪性に全く無頓着な人」もいる、というだけの話なのでしょう。
もっとも、広い価値観や視野を持てるというのは、すでに平凡ではないようにも思えます。もしかしたら本当は、「オタク」と「オタクでない人」と、「それら二者を越えた人」がいる――というのが正しい表現なのかも知れません。
カッテージチーズ ― 2011年11月03日
ミルクティーが好きなので頻繁に飲むのと、ヨーグルト(というかケフィア)を作るために、毎週牛乳を2本(1リットルパック2本)頼んでいるのですが、最近どたばたしてケフィアが作れず、ややあまりぎみになっていました。
もちろん捨てるのはMOTTAINAI!な訳ですが、最近はめっきり冷え込んできて、牛乳をそのままごくごく飲むという気分にもなれず。
で、以前から気になっていたカッテージチーズの自作に取り組んでみました。
まぁチーズの自作と言っても、カッテージチーズは発酵を必要としない、たんぱく質分を単純に凝固させるだけのものですから、簡単です。レシピはネットにも色々ありますので、お好きなものを選びましょうという感じ。手順は、沸騰直前まで温めた牛乳に、レモン汁を入れて、酸の力で凝固させるというものです。冷蔵庫を見てみたらレモン汁がちょっと足りなかったので、リンゴ酢と半々くらいで作ることに。さすがに黒酢を使う勇気は出ませんでした……。
分離するまで静かに置いて、さらしと木の平ざるで濾して、乳精と固形部分を分けてみると、150g弱のチーズがとれました。低脂肪乳を使っているので、乳脂肪分が少ないですから、こんな感じの量でしょうか。普通の牛乳だと200gくらいとれるという人もいるとか。まぁ乳精も透明とはいかない雰囲気だったので、もう少し上手に作って上手に分離させれば、低脂肪乳でももっとたくさんとれるような気がします。
できたチーズは、レモンのさわやかな香りが鼻に抜ける、ふわふわもっちりした味わい。先日いただいたゴールデンキウイと和えるか、さつまいもにつけて食べるか、うれしい悩みです。
乳精は、言われてた通り確かに大量にできました。少し飲んでみましたが、うすーいヨーグルトドリンクという風情でしょうか。牛乳とはちみつを混ぜてドリンクにしたり、煮込み料理や焼き菓子の水分に使ったりするのがいいそうです。
とりあえず私は、自家製の化粧水やパックに使おうかなぁと思って、冷凍させてみました。ヨーグルトからとる乳精と違って、乳酸はないのでピーリングなどはできないし、成分が肌から吸収できるのかもわかりませんけどね。
もちろん捨てるのはMOTTAINAI!な訳ですが、最近はめっきり冷え込んできて、牛乳をそのままごくごく飲むという気分にもなれず。
で、以前から気になっていたカッテージチーズの自作に取り組んでみました。
まぁチーズの自作と言っても、カッテージチーズは発酵を必要としない、たんぱく質分を単純に凝固させるだけのものですから、簡単です。レシピはネットにも色々ありますので、お好きなものを選びましょうという感じ。手順は、沸騰直前まで温めた牛乳に、レモン汁を入れて、酸の力で凝固させるというものです。冷蔵庫を見てみたらレモン汁がちょっと足りなかったので、リンゴ酢と半々くらいで作ることに。さすがに黒酢を使う勇気は出ませんでした……。
分離するまで静かに置いて、さらしと木の平ざるで濾して、乳精と固形部分を分けてみると、150g弱のチーズがとれました。低脂肪乳を使っているので、乳脂肪分が少ないですから、こんな感じの量でしょうか。普通の牛乳だと200gくらいとれるという人もいるとか。まぁ乳精も透明とはいかない雰囲気だったので、もう少し上手に作って上手に分離させれば、低脂肪乳でももっとたくさんとれるような気がします。
できたチーズは、レモンのさわやかな香りが鼻に抜ける、ふわふわもっちりした味わい。先日いただいたゴールデンキウイと和えるか、さつまいもにつけて食べるか、うれしい悩みです。
乳精は、言われてた通り確かに大量にできました。少し飲んでみましたが、うすーいヨーグルトドリンクという風情でしょうか。牛乳とはちみつを混ぜてドリンクにしたり、煮込み料理や焼き菓子の水分に使ったりするのがいいそうです。
とりあえず私は、自家製の化粧水やパックに使おうかなぁと思って、冷凍させてみました。ヨーグルトからとる乳精と違って、乳酸はないのでピーリングなどはできないし、成分が肌から吸収できるのかもわかりませんけどね。
化粧水とリンス ― 2011年11月04日
洗髪に使っているヘアリンスが切れていたのと、自家製の化粧水もだいぶ前になくなっていたので、取り急ぎ自作しました。取り急ぎ、と言うくらいですから、とても簡単なレシピ。
化粧水は、昨日作ったカッテージチーズの乳精を使うか悩んだのですが、ちょっと日もちしそうにないので、今回は普通に精油とグリセリンとお水で作りました。最近疲れ気味で、肌も耳の辺りのかぶれがまた出てきたので、ジャーマンカモマイルとラベンダーを1滴ずつ。
ラベンダーは、いい香りだと思うのですが、実は私の使う回数は少なめです。ラベンダーって何となく優等生的というか、色々できすぎて欠点がなくて優しい天使のようで、普段の暮らしではあんまりぴんと来ないのです。火傷や切り傷ができた時の消毒と細胞修復には欠かせないのですが、単独の香りとしては使用頻度がとても低い方に入ります。
そんなラベンダーと、ピーターラビットのお母さんがピーターによく与えていた「お母さんのハーブ」とでも言いたくなるようなカモマイルをブレンドすると、白い羽毛布団というか、安静そのものの雰囲気をかもしだします。いい香りではなく、ハーブ調の「休みなさい」と命令するような香りです。
そんな香りをチョイスする今の私は、風邪のせいかやはり少し疲れているのでしょうか。
ヘアリンスの方は、クエン酸15ccに水300cc、定番のローズマリー3滴に、ちょっと変わったところでクロモジの精油を2滴入れてみました。
クロモジは、黒文字とも書くあの日本の樹です。最近は日本の植物から採る精油も色々と出回ってきていますね。今回使った精油は、伊豆の温泉旅館の自家製で、生活の木さんやyuicaさんの品質の保証されたクロモジ精油に比べると、いかにも手作りという風情ですが、クロモジの甘さとさわやかさと苦さが入り混じった芳香は健在です。
ただクロモジの精油は典型的なトップノートで、長持ちはしない感じですね。石けんに入れる時には、ちょっと注意が必要かなぁなどと思いました。
そんなこんなで、今日も私は植物に助けてもらいつつ、がんばって生きております。
化粧水は、昨日作ったカッテージチーズの乳精を使うか悩んだのですが、ちょっと日もちしそうにないので、今回は普通に精油とグリセリンとお水で作りました。最近疲れ気味で、肌も耳の辺りのかぶれがまた出てきたので、ジャーマンカモマイルとラベンダーを1滴ずつ。
ラベンダーは、いい香りだと思うのですが、実は私の使う回数は少なめです。ラベンダーって何となく優等生的というか、色々できすぎて欠点がなくて優しい天使のようで、普段の暮らしではあんまりぴんと来ないのです。火傷や切り傷ができた時の消毒と細胞修復には欠かせないのですが、単独の香りとしては使用頻度がとても低い方に入ります。
そんなラベンダーと、ピーターラビットのお母さんがピーターによく与えていた「お母さんのハーブ」とでも言いたくなるようなカモマイルをブレンドすると、白い羽毛布団というか、安静そのものの雰囲気をかもしだします。いい香りではなく、ハーブ調の「休みなさい」と命令するような香りです。
そんな香りをチョイスする今の私は、風邪のせいかやはり少し疲れているのでしょうか。
ヘアリンスの方は、クエン酸15ccに水300cc、定番のローズマリー3滴に、ちょっと変わったところでクロモジの精油を2滴入れてみました。
クロモジは、黒文字とも書くあの日本の樹です。最近は日本の植物から採る精油も色々と出回ってきていますね。今回使った精油は、伊豆の温泉旅館の自家製で、生活の木さんやyuicaさんの品質の保証されたクロモジ精油に比べると、いかにも手作りという風情ですが、クロモジの甘さとさわやかさと苦さが入り混じった芳香は健在です。
ただクロモジの精油は典型的なトップノートで、長持ちはしない感じですね。石けんに入れる時には、ちょっと注意が必要かなぁなどと思いました。
そんなこんなで、今日も私は植物に助けてもらいつつ、がんばって生きております。
おでん ― 2011年11月07日
人というのは意外な食べ物が好きだったり、興味がなかったりするもので、結婚するとそういうところがクローズアップされて、てんやわんやなことになるものです。
たとえば私は軽鴨の君と結婚して結構経つ訳ですが、先日この方が「もやし」が好きだということを初めて知り。たまたま、何かでもやしと野菜の炒め物を作ったらいたくお喜びで、「もやし好きなの?」「そうだよ」という今さらとしか言いようのない会話が展開されたのでした。
いやでも、「好きな食べ物何?」と訊くと「おいしいもの」、「嫌いなものは?」「まずいもの」と答えるような、グルメ軽鴨の君が、まさかもやしが好きとか思いつかないじゃないですか……!
そして、そう言う私も、「好き嫌い?特にないです!あ、バロットは食べられないかな!(バロットが何か、というのは自己責任で検索してみてください、怖い画像が待ってます)」と答えるような人間ですが、意外なものが、「嫌いじゃないけど料理を作る時に脳内に候補として出てこない」状態になったりします。
実は私は、おでんが作れません。いや正確には、おでんを作ろうとしたこととか、努力したことがあんまりありません。
おでん嫌いな訳ではないのです。実家ではよく出ましたし、普通に食べましたし、居酒屋さんでおいしくいただくこともあります。ですが、自分が料理しようと思うと、寒い冬の季節でも、「おでん」という候補が全くと言っていいほど脳裏にのぼらないのです。何というか、脳内のラグランジュポイントに落ち込んでるとしか言いようがありません。
ところが、軽鴨の君は結構なおでん好きなのです。ただ、この方はめったなことでは「これを作れ」と要求することのない控えめな方ですから、「おでん作って」と言うこともなく、結果として全然わが家の食卓にはおでんが上らないということになる訳です。
そんなこんながあって、先日軽鴨の君が外出した帰りに、練り物屋さんでおでん種を色々買ってきました。
「ああ、おでんか……どうやって作るんだっけ?」
何という非常識な妻。
という訳で、茫洋としたおでん知識で適当に作った代物は、何やらずいぶん味の濃いつゆに、種々の練り物がこっくり煮られ、昆布はかろうじてあるものの大根もゆで卵も白滝も入っていないという不可思議なものとなりました。
当然ながら、今一つ軽鴨の君が納得するものにはならなかった訳で、今秋今冬の私のクエストは、「おいしいおでんが作れるようになる」というものに決まりました。
とりあえずはおでんつゆの作り方でしょうか……色々探さないといけないようです。
たとえば私は軽鴨の君と結婚して結構経つ訳ですが、先日この方が「もやし」が好きだということを初めて知り。たまたま、何かでもやしと野菜の炒め物を作ったらいたくお喜びで、「もやし好きなの?」「そうだよ」という今さらとしか言いようのない会話が展開されたのでした。
いやでも、「好きな食べ物何?」と訊くと「おいしいもの」、「嫌いなものは?」「まずいもの」と答えるような、グルメ軽鴨の君が、まさかもやしが好きとか思いつかないじゃないですか……!
そして、そう言う私も、「好き嫌い?特にないです!あ、バロットは食べられないかな!(バロットが何か、というのは自己責任で検索してみてください、怖い画像が待ってます)」と答えるような人間ですが、意外なものが、「嫌いじゃないけど料理を作る時に脳内に候補として出てこない」状態になったりします。
実は私は、おでんが作れません。いや正確には、おでんを作ろうとしたこととか、努力したことがあんまりありません。
おでん嫌いな訳ではないのです。実家ではよく出ましたし、普通に食べましたし、居酒屋さんでおいしくいただくこともあります。ですが、自分が料理しようと思うと、寒い冬の季節でも、「おでん」という候補が全くと言っていいほど脳裏にのぼらないのです。何というか、脳内のラグランジュポイントに落ち込んでるとしか言いようがありません。
ところが、軽鴨の君は結構なおでん好きなのです。ただ、この方はめったなことでは「これを作れ」と要求することのない控えめな方ですから、「おでん作って」と言うこともなく、結果として全然わが家の食卓にはおでんが上らないということになる訳です。
そんなこんながあって、先日軽鴨の君が外出した帰りに、練り物屋さんでおでん種を色々買ってきました。
「ああ、おでんか……どうやって作るんだっけ?」
何という非常識な妻。
という訳で、茫洋としたおでん知識で適当に作った代物は、何やらずいぶん味の濃いつゆに、種々の練り物がこっくり煮られ、昆布はかろうじてあるものの大根もゆで卵も白滝も入っていないという不可思議なものとなりました。
当然ながら、今一つ軽鴨の君が納得するものにはならなかった訳で、今秋今冬の私のクエストは、「おいしいおでんが作れるようになる」というものに決まりました。
とりあえずはおでんつゆの作り方でしょうか……色々探さないといけないようです。
ヒバの湯玉 ― 2011年11月08日
昨日のお風呂には、ヒバを入れました。精油ではなく、ヒバの木材を玉状に加工した、湯玉というものです。ヒノキの湯玉はメジャーですが、ヒバの湯玉も、最近あちこちで見かけるようになってきました。
湯玉の状態だと、そんなに香りもしないので、大丈夫ですかね博士?な感じなのですが……木の力とはすごいもので、水から沸かすと、沸いた時には湯船全体にふうわりと、しっとり甘やかな、それでいて穏やかな香りが広がります。
ヒノキはぐっと重厚で、静まり返った森のような香りですが、ヒバはそれに比べると優しいというか明るいというか、親しみやすい感じです。その代わり、香りの持ちはヒノキより弱い気がします。ヒノキがベースノートなら、ヒバは同じベースノートでもややミドルノート寄り……でしょうか。いえ勝手に私がそう感じるだけなので、専門家がちゃんと診断すると全然違ったりしそうですけど。あと、湯玉を使った時の話なので、精油だとまた違う状態になることもありそうです。同じハーブでも、精油を使った時と、ドライハーブをお風呂に入れた時と、微妙に違いますものね。
ともあれ、なかなかヒバ風呂は心安らぐものだったので、またやってみようと思います。
実は、いつか石けんに使おうとヒバ精油も買ってあるのですが……どんな感じになるのかなぁ。
ここ数日、何故か私はまた、やや抑鬱的な状態が来ていて、片づけをじわじわと進める一方で、昼はぐったりと寝ていることも多くなっています。まぁよく来る波ではありますし、できることを少しずつ進めながら、この状態をなだめていくしかないとわかっているのですが。
木の香りが、少しでもこれを和らげてくれるといいなぁと思いつつ、私は今日もながながと横になっています。
湯玉の状態だと、そんなに香りもしないので、大丈夫ですかね博士?な感じなのですが……木の力とはすごいもので、水から沸かすと、沸いた時には湯船全体にふうわりと、しっとり甘やかな、それでいて穏やかな香りが広がります。
ヒノキはぐっと重厚で、静まり返った森のような香りですが、ヒバはそれに比べると優しいというか明るいというか、親しみやすい感じです。その代わり、香りの持ちはヒノキより弱い気がします。ヒノキがベースノートなら、ヒバは同じベースノートでもややミドルノート寄り……でしょうか。いえ勝手に私がそう感じるだけなので、専門家がちゃんと診断すると全然違ったりしそうですけど。あと、湯玉を使った時の話なので、精油だとまた違う状態になることもありそうです。同じハーブでも、精油を使った時と、ドライハーブをお風呂に入れた時と、微妙に違いますものね。
ともあれ、なかなかヒバ風呂は心安らぐものだったので、またやってみようと思います。
実は、いつか石けんに使おうとヒバ精油も買ってあるのですが……どんな感じになるのかなぁ。
ここ数日、何故か私はまた、やや抑鬱的な状態が来ていて、片づけをじわじわと進める一方で、昼はぐったりと寝ていることも多くなっています。まぁよく来る波ではありますし、できることを少しずつ進めながら、この状態をなだめていくしかないとわかっているのですが。
木の香りが、少しでもこれを和らげてくれるといいなぁと思いつつ、私は今日もながながと横になっています。
高キビバーグ ― 2011年11月09日
何だかずいぶん、調子が悪いです。と言っても、風邪はだいぶよくなってきました。たまに咳が出るくらいです。問題はテンションというか気分的なところで、自己嫌悪と厭世感の波をもろにかぶってしまって、ずっと寝たり起きたりです。寝たり起きたりな自分が嫌になり、ますます自己嫌悪が深まるという自己価値デフレスパイラル。まぁ、逆に考えればいつものこととも言える訳で、これが高じて死んだりするもんでもないですから、最悪の気分を抱えつつも淡々と時間を過ごします。
久しぶりに雑穀料理が作りたくなって、高キビを炊いて、野菜ジュースを作った時の搾りかす(野菜おからと呼んでいる)と玉ねぎと、少しだけ小麦粉を混ぜて、バーグ風のものを作りました。塩麹と練りゴマと味噌で味をつけます。平たく小判形にまとめて、油を敷いたフライパンでこんがり蒸し焼きにすれば出来上がりです。塩麹と味噌を入れたので、味がちょっと濃いめになりました。今度作るときは、塩麹のみにしてみるのもよさそうかな。
焼いた外はかりかりしておこげ風ですが、中心部分はねっとりふんわりとした食感があり、ちょっとその辺は肉を使ったハンバーグに似ているかも知れません。でも私はこういう料理を、肉や魚に「似せる」ことにあまり興味がないので、あくまで雑穀が材料のおいしいおかずとしていただきます。
もっちり系のパンに挟んで食べるのもおいしそうですが、今回はごはんのおかずにしました。家でハンバーグを食べなくなって久しいので、こういうおかずが並ぶと、何だか子供の頃に戻ったような気分を味わいました。
久しぶりに雑穀料理が作りたくなって、高キビを炊いて、野菜ジュースを作った時の搾りかす(野菜おからと呼んでいる)と玉ねぎと、少しだけ小麦粉を混ぜて、バーグ風のものを作りました。塩麹と練りゴマと味噌で味をつけます。平たく小判形にまとめて、油を敷いたフライパンでこんがり蒸し焼きにすれば出来上がりです。塩麹と味噌を入れたので、味がちょっと濃いめになりました。今度作るときは、塩麹のみにしてみるのもよさそうかな。
焼いた外はかりかりしておこげ風ですが、中心部分はねっとりふんわりとした食感があり、ちょっとその辺は肉を使ったハンバーグに似ているかも知れません。でも私はこういう料理を、肉や魚に「似せる」ことにあまり興味がないので、あくまで雑穀が材料のおいしいおかずとしていただきます。
もっちり系のパンに挟んで食べるのもおいしそうですが、今回はごはんのおかずにしました。家でハンバーグを食べなくなって久しいので、こういうおかずが並ぶと、何だか子供の頃に戻ったような気分を味わいました。
底 ― 2011年11月10日
別に気力に余裕があればどうということのない、笑い飛ばせるようなことが、ばんばんばんと連続でたたみかけてきて、さらにそこにあんまり笑い飛ばせない問題がとどめを刺したという感じで、昨日までの抑鬱的気分がさらに一気に落ち込みました。まだ底があったのか……という驚きの出来事です。
何がそんなに悩みなのかと心配されそうですが、ここに書くようなことでもない、自業自得としか言いようがない、要は全部己の不徳の致すところの話なので、誰かに当たる訳にもいかず、相談できる種類の話でもなく、愚痴にすらならず。という訳で、心配をいただくには及びません。何度か書いていますが、諸般の理由で私は自殺したりすることは決してないので、その点でもあまり心配はいらないと思います。ただただ、天を仰いで「あーあ……」と己にため息をつく程度で。私の気分が最悪でも、世界には全然悪影響が及ばないというのは、非常によいことですね。
まぁそれに、明日はFF11のファン向けイベントというか、コンサートがあるので、少々気分が上向いてくれるんじゃないかと期待します。
人間の気分というのは視界にはめこむガラスのようなもので、悲しい時には何を見ても悲しくなりますし、楽しい時には何を見ても楽しくなるという部分が、結構あるものです。
今の私は何だかずいぶんしおたれていますけれど、そういうガラス越しに見ているだけのことなので、時が過ぎ色が変わると、また色々と違ったものが見えてきます。
あったかいものを食べて、じっと丸くなっているだけでも、たぶん気分は変わってくることでしょう。
何がそんなに悩みなのかと心配されそうですが、ここに書くようなことでもない、自業自得としか言いようがない、要は全部己の不徳の致すところの話なので、誰かに当たる訳にもいかず、相談できる種類の話でもなく、愚痴にすらならず。という訳で、心配をいただくには及びません。何度か書いていますが、諸般の理由で私は自殺したりすることは決してないので、その点でもあまり心配はいらないと思います。ただただ、天を仰いで「あーあ……」と己にため息をつく程度で。私の気分が最悪でも、世界には全然悪影響が及ばないというのは、非常によいことですね。
まぁそれに、明日はFF11のファン向けイベントというか、コンサートがあるので、少々気分が上向いてくれるんじゃないかと期待します。
人間の気分というのは視界にはめこむガラスのようなもので、悲しい時には何を見ても悲しくなりますし、楽しい時には何を見ても楽しくなるという部分が、結構あるものです。
今の私は何だかずいぶんしおたれていますけれど、そういうガラス越しに見ているだけのことなので、時が過ぎ色が変わると、また色々と違ったものが見えてきます。
あったかいものを食べて、じっと丸くなっているだけでも、たぶん気分は変わってくることでしょう。
寒夜 ― 2011年11月15日
めっきり冷えましたね……。先日来課題になっているおでんを作りました。
とはいえ、らでぃっしゅぼーやのおでんセットなので、おでんつゆを作る苦労がありません。私がしたのは大根とゆで卵を入れただけで、つまり私が作った訳ではありません。
次回はちゃんと、おでんつゆの作り方をマスターしたいと思います。
寒いのですっかり気分が滅入ってしまい、文章を普通に書いているつもりでも、とても陰鬱で後ろ向きになってしまうのでよくありません。対照的に夢が日に日に面白くなっているので、非常にまずい傾向です。夢が面白い、といっても、私ひとりが面白いのであって、その夢をもとに小説を書いたら面白いという訳でもなさそうなのが深刻です。
こういう状態は、世界と社会と自分が全部てんでばらばらで統合されてない時になるものと、自分の中ではわかっているのですが、とりあえずは名案もないので、羽毛布団にくるまっております。
とはいえ、らでぃっしゅぼーやのおでんセットなので、おでんつゆを作る苦労がありません。私がしたのは大根とゆで卵を入れただけで、つまり私が作った訳ではありません。
次回はちゃんと、おでんつゆの作り方をマスターしたいと思います。
寒いのですっかり気分が滅入ってしまい、文章を普通に書いているつもりでも、とても陰鬱で後ろ向きになってしまうのでよくありません。対照的に夢が日に日に面白くなっているので、非常にまずい傾向です。夢が面白い、といっても、私ひとりが面白いのであって、その夢をもとに小説を書いたら面白いという訳でもなさそうなのが深刻です。
こういう状態は、世界と社会と自分が全部てんでばらばらで統合されてない時になるものと、自分の中ではわかっているのですが、とりあえずは名案もないので、羽毛布団にくるまっております。
菊花と芹の塩麹和え ― 2011年11月16日
らでぃっしゅぼーやで食用菊花が届きました。たぶん品種は「もってのほか」かと思います。薄紫の、上品な色合いの花です。
日本の最古のエディブルフラワーなのではないかと思う菊花ですが、調理をしている人は、その香りを最大限に楽しめるという役得があります。菊花の萼の部分は苦いので、花びらだけ摘んで軽く茹でてから調理するのですが、この摘む作業の時に、菊花のほろ苦くも柔らかな香りがただようのです。萼の部分をてんぷらにして食べる人もいるそうで、菊のほろ苦さを味わえる大人の味なのだとか。ふきのとうのてんぷらに近い感じなのでしょうか。
今日は、同じく届いた芹をさっとゆがいたものと合わせて、塩麹で和え物を作りました。塩麹は、色をあまり濃くつけたくない料理にもなかなか便利ですね。鮮やかな緑と、気品のある薄紫と、まるみを帯びた白い麹とのコントラストで、なかなか愛らしい一品になりました。
日本の最古のエディブルフラワーなのではないかと思う菊花ですが、調理をしている人は、その香りを最大限に楽しめるという役得があります。菊花の萼の部分は苦いので、花びらだけ摘んで軽く茹でてから調理するのですが、この摘む作業の時に、菊花のほろ苦くも柔らかな香りがただようのです。萼の部分をてんぷらにして食べる人もいるそうで、菊のほろ苦さを味わえる大人の味なのだとか。ふきのとうのてんぷらに近い感じなのでしょうか。
今日は、同じく届いた芹をさっとゆがいたものと合わせて、塩麹で和え物を作りました。塩麹は、色をあまり濃くつけたくない料理にもなかなか便利ですね。鮮やかな緑と、気品のある薄紫と、まるみを帯びた白い麹とのコントラストで、なかなか愛らしい一品になりました。
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