教授と虚構の町 ― 2009年07月01日
DSで出たレイトン教授三部作、「レイトン教授と不思議な町」「レイトン教授と悪魔の箱」「レイトン教授と最後の時間旅行」のサントラを、今さらながら買いました。バロックの雰囲気をただよわせた音楽です。紅茶専門喫茶店のBGMにしたいくらい、素敵なアルバムに仕上がっています。
もう発売されてだいぶ経つゲームですから、ネタばれを含めて書いてしまいますけれど(ネタばれされたくない方は、申し訳ありませんが今日は別のページをお読みくださいませ)。
レイトン教授三部作は、どれも虚構の町が舞台になっています。
この「虚構」というのは、プレイヤーが属している現実に対して空想の架空の町、という意味ではなく、ゲーム内の現実世界に対する「虚構」です。三部作の舞台の町は、全て、その成り立ちから構成要素全てが、何らかの虚構によって「作られた」幻想の町であるという特徴を持ちます。
「不思議な町」の舞台は、亡くなった大富豪ラインフォードが娘のために作り上げた、からくり人形たちが住民となるからくり仕掛けの町。「悪魔の箱」のフォルセンスは、幻覚作用を持つ天然ガスによって、町が栄えていた過去の記憶を住民全員が幻視している町。「最後の時間旅行」の未来のロンドンもまた、「彼」が復讐のためにロンドンの地下に作り上げた偽りの町。
そして物語が結末を迎えると、その町は役割を終え、ある町は消えるけれど住民は新しい未来へ歩き出し、ある町は「主」を「現実」へ送り出しつつも自分たちの暮らしを続けていきます。
パズルクイズは、そもそも現実から切り離された、不条理なまでに論理に貫通されたものです。パズルを解いていくことで、物事が解決するということは、現実にはまずありえません。
けれど、舞台を単なる架空の町ではなく、存在そのものが虚構によって成立しているまさに「虚構の町」にすることで、道行く人が名刺代わりにパズルを差し出す不条理さも、レイトンと悪役がパズルで対決する非現実性も、逆に強固な物語的リアリティに転化されてゆきます。そして同時に、パズルという不条理な存在が重みを持つことによって、町の不条理さがひそかに示されるという鏡像関係もまた。
そして、このゲーム物語が秀逸なのは、パズルと虚構の奇妙さ不気味さに寄りかかって終わることなく、最後にはそれらを現実に解放し、明るい希望のある結末を迎えるところでしょう。
からくり人形たちは自分たちがからくり人形であることを知ることはないけれど、今でも遠くにいるアロマを想い、同時に日々とんちんかんな暮らしを続け。フォルセンスの住民はドロップストーンの住民と手を取り合って未来に向かい。未来のロンドンを作り上げた「彼」は罪を償うために現代のロンドンへ帰っていき。
その明るさは、これからの登場人物たちの人生に様々な困難があるであろうこと、しかし彼らがそれに負けずに歩んでゆくであろうことを暗示しているという意味で、単なるハッピーエンドではない懐の広さを持っています。
レイトン教授シリーズは、実はある種のゴシックホラーと言ってもいい雰囲気のあるゲームですが、この結末のさわやかさによって、単なる怖い話に終わらない、深みのある物語になっていると言えましょう。
アコーディオンやバイオリンをメインにした、アコースティックなメロディを聴いていると、そんなことがふと、頭に浮かんでは消えていきます。
もう発売されてだいぶ経つゲームですから、ネタばれを含めて書いてしまいますけれど(ネタばれされたくない方は、申し訳ありませんが今日は別のページをお読みくださいませ)。
レイトン教授三部作は、どれも虚構の町が舞台になっています。
この「虚構」というのは、プレイヤーが属している現実に対して空想の架空の町、という意味ではなく、ゲーム内の現実世界に対する「虚構」です。三部作の舞台の町は、全て、その成り立ちから構成要素全てが、何らかの虚構によって「作られた」幻想の町であるという特徴を持ちます。
「不思議な町」の舞台は、亡くなった大富豪ラインフォードが娘のために作り上げた、からくり人形たちが住民となるからくり仕掛けの町。「悪魔の箱」のフォルセンスは、幻覚作用を持つ天然ガスによって、町が栄えていた過去の記憶を住民全員が幻視している町。「最後の時間旅行」の未来のロンドンもまた、「彼」が復讐のためにロンドンの地下に作り上げた偽りの町。
そして物語が結末を迎えると、その町は役割を終え、ある町は消えるけれど住民は新しい未来へ歩き出し、ある町は「主」を「現実」へ送り出しつつも自分たちの暮らしを続けていきます。
パズルクイズは、そもそも現実から切り離された、不条理なまでに論理に貫通されたものです。パズルを解いていくことで、物事が解決するということは、現実にはまずありえません。
けれど、舞台を単なる架空の町ではなく、存在そのものが虚構によって成立しているまさに「虚構の町」にすることで、道行く人が名刺代わりにパズルを差し出す不条理さも、レイトンと悪役がパズルで対決する非現実性も、逆に強固な物語的リアリティに転化されてゆきます。そして同時に、パズルという不条理な存在が重みを持つことによって、町の不条理さがひそかに示されるという鏡像関係もまた。
そして、このゲーム物語が秀逸なのは、パズルと虚構の奇妙さ不気味さに寄りかかって終わることなく、最後にはそれらを現実に解放し、明るい希望のある結末を迎えるところでしょう。
からくり人形たちは自分たちがからくり人形であることを知ることはないけれど、今でも遠くにいるアロマを想い、同時に日々とんちんかんな暮らしを続け。フォルセンスの住民はドロップストーンの住民と手を取り合って未来に向かい。未来のロンドンを作り上げた「彼」は罪を償うために現代のロンドンへ帰っていき。
その明るさは、これからの登場人物たちの人生に様々な困難があるであろうこと、しかし彼らがそれに負けずに歩んでゆくであろうことを暗示しているという意味で、単なるハッピーエンドではない懐の広さを持っています。
レイトン教授シリーズは、実はある種のゴシックホラーと言ってもいい雰囲気のあるゲームですが、この結末のさわやかさによって、単なる怖い話に終わらない、深みのある物語になっていると言えましょう。
アコーディオンやバイオリンをメインにした、アコースティックなメロディを聴いていると、そんなことがふと、頭に浮かんでは消えていきます。
大豆バーグ ― 2009年07月02日
なんだか豆の料理が作りたいなぁ、と大豆を水煮したのであります。
煮てから、さて何を作りましょうとなったのですが、先日自分への誕生祝いに新調したバーミックス250型のスライシー機能を試してみたくなり、お豆のバーグを作ることにしました。
私は独身時代に、アルバイト代をはたいてバーミックス100型を買い、こまこまと使っておりました。あまり肉や魚を家で調理しないので、つみれやしんじょのような、いわゆるバーミックスの得意料理!と言われるものは実は作らないのですが、野菜のポタージュや味噌作り、そしてこういう野菜素材のハンバーグやお団子系には結構お役立ちです。
(ちなみにバーミックスってなんぞや、な人は↓を)
http://www.cherryterrace.co.jp/product/bamix/index.php
新型になって、スライシーというフードプロセッサー機能がついたとのことで、10年以上使っていた100型を買い替える決意を固めたのです。まぁ実は、私は小型のフードプロセッサーも持ってはいるのですが、冷蔵庫の買い替えを機会に台所の整理も考慮したいので、これで問題なく使えるようだったら一本化するのもよいかな、と。
玉ねぎと大豆と、塩と黒こしょうを少し。で、がががーっえいえいえいとやるだけで、さっくりと挽肉のハンバーグのたねっぽいものになってくれるのは、実にありがたい機能です。
使ってみた感じでは、ミンサーですりつぶすよりもやや粗い感じ。フードプロセッサーと原理が同じでつぶしているので、できあがりもフードプロセッサーとほとんど同じのようです。
できたたねに、少し小麦粉を混ぜて、小判型にして、胡麻油をひいたフライパンで焼き付けて、大豆のバーグのできあがり。
何か好みのソースをかけて食べることを考えて、味はごく薄味にしたのですが、食べてみると大豆のコクと甘みと胡麻油の香ばしさで、何にも調味料をつけなくてもおいしくもぐもぐいただいてしまいました。
うーん、豆の味って偉大だ。あと玉ねぎの味も。
すでに茹でた豆を使っているとはいえ、バーグが大きいと生焼けっぽい感じになりがちなので、ごく小さく薄めにするのがコツのようです。
煮てから、さて何を作りましょうとなったのですが、先日自分への誕生祝いに新調したバーミックス250型のスライシー機能を試してみたくなり、お豆のバーグを作ることにしました。
私は独身時代に、アルバイト代をはたいてバーミックス100型を買い、こまこまと使っておりました。あまり肉や魚を家で調理しないので、つみれやしんじょのような、いわゆるバーミックスの得意料理!と言われるものは実は作らないのですが、野菜のポタージュや味噌作り、そしてこういう野菜素材のハンバーグやお団子系には結構お役立ちです。
(ちなみにバーミックスってなんぞや、な人は↓を)
http://www.cherryterrace.co.jp/product/bamix/index.php
新型になって、スライシーというフードプロセッサー機能がついたとのことで、10年以上使っていた100型を買い替える決意を固めたのです。まぁ実は、私は小型のフードプロセッサーも持ってはいるのですが、冷蔵庫の買い替えを機会に台所の整理も考慮したいので、これで問題なく使えるようだったら一本化するのもよいかな、と。
玉ねぎと大豆と、塩と黒こしょうを少し。で、がががーっえいえいえいとやるだけで、さっくりと挽肉のハンバーグのたねっぽいものになってくれるのは、実にありがたい機能です。
使ってみた感じでは、ミンサーですりつぶすよりもやや粗い感じ。フードプロセッサーと原理が同じでつぶしているので、できあがりもフードプロセッサーとほとんど同じのようです。
できたたねに、少し小麦粉を混ぜて、小判型にして、胡麻油をひいたフライパンで焼き付けて、大豆のバーグのできあがり。
何か好みのソースをかけて食べることを考えて、味はごく薄味にしたのですが、食べてみると大豆のコクと甘みと胡麻油の香ばしさで、何にも調味料をつけなくてもおいしくもぐもぐいただいてしまいました。
うーん、豆の味って偉大だ。あと玉ねぎの味も。
すでに茹でた豆を使っているとはいえ、バーグが大きいと生焼けっぽい感じになりがちなので、ごく小さく薄めにするのがコツのようです。
ほうれんそうのアイスクリーム ― 2009年07月03日
アイスクリームが作りたくなって、レシピを色々あさって家の食材で作れそうなものを探したら、今日はほうれんそうになりました。
茹でたほうれんそうをつぶして、アイスクリームの材料と混ぜて作るシンプルなものです。ほうれんそうはすり鉢であたるとよいらしいのですが、今日は簡単にバーミックスで。つぶしたほうれんそうに、醤油を少しからめるのが隠し味のポイントだそうです。
できたアイスクリームを冷凍庫に放置して、かなり固くなってしまいましたが、とりあえず帰宅した軽鴨の君といただきます。
軽鴨の君には、何のアイスクリームか言わないで出してみましたが、当たるまで結構時間がかかりました。青っぽい野菜の香りはするのですが、ほうれんそう!という感じはあまりしないのです、実は。アイスクリームにすると、ミルクの香りが強いので、意外とわからなくなりますね。
隠し味の醤油は、ほんとに隠れて全くわかりませんでした。まあ味がわかるくらいだとおいしくない気もしますね。
次は何を作ろうかなぁ。
茹でたほうれんそうをつぶして、アイスクリームの材料と混ぜて作るシンプルなものです。ほうれんそうはすり鉢であたるとよいらしいのですが、今日は簡単にバーミックスで。つぶしたほうれんそうに、醤油を少しからめるのが隠し味のポイントだそうです。
できたアイスクリームを冷凍庫に放置して、かなり固くなってしまいましたが、とりあえず帰宅した軽鴨の君といただきます。
軽鴨の君には、何のアイスクリームか言わないで出してみましたが、当たるまで結構時間がかかりました。青っぽい野菜の香りはするのですが、ほうれんそう!という感じはあまりしないのです、実は。アイスクリームにすると、ミルクの香りが強いので、意外とわからなくなりますね。
隠し味の醤油は、ほんとに隠れて全くわかりませんでした。まあ味がわかるくらいだとおいしくない気もしますね。
次は何を作ろうかなぁ。
ツチオーネ、ラメリック、オーボンヴュータン ― 2009年07月05日
続けて書くと不思議な呪文のようですね。
今日行ったお店3軒です。
毎年6月に軽鴨の君にボーナスとして何かをしているのですが、今年の夏ボーナスは、ネパリ・パザーロの紙布シャツと、ラメリックのフットケアです。
ネパリ・パザーロの紙布シャツは↓へ。
http://dp00000118.shop-pro.jp/?pid=2970139
ツチオーネは、大地を守る会の経営のカフェです。九品仏の駅前にあります。
メニューにフードマイレージ(食料を輸送距離の指標、これが高いほど遠く国からたくさんの食料を買い付けている=食べ物に贅沢していることになる)が記述されていますが、メニュー内にはその説明がないので、最初は「???」と首をひねったり。
ごはんはシンプルな、毎日食べても楽しい感じの味とメニューで、近所にこういうお店があったらいいのになぁ……と考えました。
ラメリックは、自由が丘のネイルケアサロンですが、ハンドケアやフットケアなどもあります。今日はお疲れの軽鴨の君のために、フットケアを二人分。
http://www.lameric.jp/
ここのスタッフの皆様によると、私と軽鴨の君はとても似ているそうです。私が軽鴨の君と同じくらい掃除好きだったらよいのにねぇ……。
で、最後に尾山台のオーボンヴュータンで、ソルベとショコラのお菓子をいただきました。
http://www.cakepia.info/shop/recommendation/au_bon_vieux_temps/
ここは本当に古式ゆかしいフランス菓子が並ぶところです。有名店なので、次々お客さんがやってきて店内はにぎやか。スタンダードなおいしさを堪能してきました。
そんな色々あった一日。帰って来たら、ちょっと眠くなって1時間半ほど丸くなっていました。マッサージの後は、なぜか眠くなりますね。
今日行ったお店3軒です。
毎年6月に軽鴨の君にボーナスとして何かをしているのですが、今年の夏ボーナスは、ネパリ・パザーロの紙布シャツと、ラメリックのフットケアです。
ネパリ・パザーロの紙布シャツは↓へ。
http://dp00000118.shop-pro.jp/?pid=2970139
ツチオーネは、大地を守る会の経営のカフェです。九品仏の駅前にあります。
メニューにフードマイレージ(食料を輸送距離の指標、これが高いほど遠く国からたくさんの食料を買い付けている=食べ物に贅沢していることになる)が記述されていますが、メニュー内にはその説明がないので、最初は「???」と首をひねったり。
ごはんはシンプルな、毎日食べても楽しい感じの味とメニューで、近所にこういうお店があったらいいのになぁ……と考えました。
ラメリックは、自由が丘のネイルケアサロンですが、ハンドケアやフットケアなどもあります。今日はお疲れの軽鴨の君のために、フットケアを二人分。
http://www.lameric.jp/
ここのスタッフの皆様によると、私と軽鴨の君はとても似ているそうです。私が軽鴨の君と同じくらい掃除好きだったらよいのにねぇ……。
で、最後に尾山台のオーボンヴュータンで、ソルベとショコラのお菓子をいただきました。
http://www.cakepia.info/shop/recommendation/au_bon_vieux_temps/
ここは本当に古式ゆかしいフランス菓子が並ぶところです。有名店なので、次々お客さんがやってきて店内はにぎやか。スタンダードなおいしさを堪能してきました。
そんな色々あった一日。帰って来たら、ちょっと眠くなって1時間半ほど丸くなっていました。マッサージの後は、なぜか眠くなりますね。
にんじんぽい日 ― 2009年07月07日
昼ごはんに、にんじんを塩もみしてナムル風に味付けしたものをどさっと載せたどんぶりを。にんじんの千切りに少々手間がかかりますが、あとは簡単です。ねぎと生姜と海苔の香りがにんじんによく合います。
仕上げに、バーミックスで摺ったすりごまをたっぷり。すり鉢であたる方が香りや舌触りはいいと思いますが、家庭でどっさり使うような時には、簡単に大量に作れるバーミックスがありがたいです。掃除も楽だし。
あ、でもバーミックスのグラインダーは、2-3ヶ月に一度、分解して油さしてくださいとか取扱説明書に書いてあったような……そんな難しいことできません……。軽鴨の君にやってもらおう……。
今日も軽鴨の君の帰りが遅くて、夕飯まで時間が空いておなかがすいたので、にんじんをスティック状に切ったものをぽりぽり食べてしのいでいました。なかなかこれもいいものです……が、スティックを作り置きすると、表面積が多くなって、香りも飛びやすく乾いた感じになってしまうので、悩みどころ。その都度作ればいいのですが、どうせ庖丁持つなら何か作ればいい訳で……。水を含ませたペーパータオルやさらしにくるんでおくといいのかなぁ、と思いつつ、ピーターラビットの気分でぽりぽりしておりました。
仕上げに、バーミックスで摺ったすりごまをたっぷり。すり鉢であたる方が香りや舌触りはいいと思いますが、家庭でどっさり使うような時には、簡単に大量に作れるバーミックスがありがたいです。掃除も楽だし。
あ、でもバーミックスのグラインダーは、2-3ヶ月に一度、分解して油さしてくださいとか取扱説明書に書いてあったような……そんな難しいことできません……。軽鴨の君にやってもらおう……。
今日も軽鴨の君の帰りが遅くて、夕飯まで時間が空いておなかがすいたので、にんじんをスティック状に切ったものをぽりぽり食べてしのいでいました。なかなかこれもいいものです……が、スティックを作り置きすると、表面積が多くなって、香りも飛びやすく乾いた感じになってしまうので、悩みどころ。その都度作ればいいのですが、どうせ庖丁持つなら何か作ればいい訳で……。水を含ませたペーパータオルやさらしにくるんでおくといいのかなぁ、と思いつつ、ピーターラビットの気分でぽりぽりしておりました。
切り昆布のペペロンチーノ ― 2009年07月08日
今日の夕飯に、↓に載っていた「切り昆布のペペロンチーノ」を作ってみました。
「カノウユミコの野菜がおいしい!一生ものレシピ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4822232581/
カノウさんのレシピは、結構手間のかかるものも多いのですが、意外な組み合わせの野菜レシピが非常においしいので、本が出たら必ず購入する料理研究家さんのひとりです。
で、今回作った切り昆布のペペロンチーノ、詳しいレシピは本を参照していただくとして、大雑把に説明すると切り昆布をにんにくと赤唐辛子でざっくり炒めて醤油で軽く味付けするものです。
切り昆布はあまり普段使わないので、恐る恐る少量を水で戻し……たら、ほんとに少量でした。少量すぎた。でもまぁとりあえず作ってみましょう。
という感じで作ってみましたが、これは大当たりのレシピでした。
うまみの塊といっても過言ではない昆布と、にんにくの風味は素晴らしい相性。炒めるオイルを変えれば、風味も変幻自在にできそうです。
すき昆布で作れば、もっと大量でも簡単に作れるんだろうなぁ。うちの近所ではすき昆布があまり売ってないのが残念です。
「カノウユミコの野菜がおいしい!一生ものレシピ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4822232581/
カノウさんのレシピは、結構手間のかかるものも多いのですが、意外な組み合わせの野菜レシピが非常においしいので、本が出たら必ず購入する料理研究家さんのひとりです。
で、今回作った切り昆布のペペロンチーノ、詳しいレシピは本を参照していただくとして、大雑把に説明すると切り昆布をにんにくと赤唐辛子でざっくり炒めて醤油で軽く味付けするものです。
切り昆布はあまり普段使わないので、恐る恐る少量を水で戻し……たら、ほんとに少量でした。少量すぎた。でもまぁとりあえず作ってみましょう。
という感じで作ってみましたが、これは大当たりのレシピでした。
うまみの塊といっても過言ではない昆布と、にんにくの風味は素晴らしい相性。炒めるオイルを変えれば、風味も変幻自在にできそうです。
すき昆布で作れば、もっと大量でも簡単に作れるんだろうなぁ。うちの近所ではすき昆布があまり売ってないのが残念です。
牛歩 ― 2009年07月15日
色々と書こうと思ったことがあるのですが、何やらどたばたとしているうちに日が経っております。困ったものです。
毎日少しずつ使わないものを処分したり、新しい料理のレシピを試したり、ざぶざぶと洗濯をしたり、そういうことの繰り返しがあるのですが。なかなか目に見える形で色々な成果が上がらないのは、しんどいですね。
でも、こつこつとやっていくしかないのですけれど。
毎日少しずつ使わないものを処分したり、新しい料理のレシピを試したり、ざぶざぶと洗濯をしたり、そういうことの繰り返しがあるのですが。なかなか目に見える形で色々な成果が上がらないのは、しんどいですね。
でも、こつこつとやっていくしかないのですけれど。
洋琴 ― 2009年07月18日
ピアノは漢字では洋琴だそうですが、もう少しなにか特徴をとらえた表現がないものでしょうかねぇ。何かあったような気がするのですが、思い出せません。
中高時代からの古い親友から、ピアノ演奏会のお知らせをいただいて、軽鴨の君と二人、代々木へ行って参りました。
ビルの地下にある、小さな会場で、3人による演奏会です。友人はバルトークと、リストのラ・カンパネラを演奏しておりました。本人は、まだまだ不本意なところもあったと称しておりましたが、私の耳にはとても心地よい、水のさざめきのような美しい音でした。
普段はほとんど音楽を聴かず、たまに聴いてもゲームのサントラばかりという暮らしをしている私ですが、なまの楽器の音を聴くと、言葉とは全く違うベクトルのエネルギーに感嘆します。それは端的に言葉にすると、きれいな音だなぁ……というような素朴な感想になってしまうのですけれど。
演奏会の後は、神田の天野屋さんでかき氷と甘酒をいただき、ぽてぽてと秋葉原に行って、軽鴨の君のお買い物を見て、東京カオマンガイでレモンソースのカオマンガイを食べて帰宅。のんびりした一日でした。
中高時代からの古い親友から、ピアノ演奏会のお知らせをいただいて、軽鴨の君と二人、代々木へ行って参りました。
ビルの地下にある、小さな会場で、3人による演奏会です。友人はバルトークと、リストのラ・カンパネラを演奏しておりました。本人は、まだまだ不本意なところもあったと称しておりましたが、私の耳にはとても心地よい、水のさざめきのような美しい音でした。
普段はほとんど音楽を聴かず、たまに聴いてもゲームのサントラばかりという暮らしをしている私ですが、なまの楽器の音を聴くと、言葉とは全く違うベクトルのエネルギーに感嘆します。それは端的に言葉にすると、きれいな音だなぁ……というような素朴な感想になってしまうのですけれど。
演奏会の後は、神田の天野屋さんでかき氷と甘酒をいただき、ぽてぽてと秋葉原に行って、軽鴨の君のお買い物を見て、東京カオマンガイでレモンソースのカオマンガイを食べて帰宅。のんびりした一日でした。
長瀞 ― 2009年07月23日
軽鴨の君が、阿佐美冷蔵さんのかき氷が食べたいとのことで、少し早い夏休みを1日とって、長瀞へ行ってきました。
長瀞ってどこ……?と訊かれても、地図のわからない私には説明不可能ですが、秩父と熊谷の間くらい、だそうです。
鉄道にえんやこら揺られ、適当にお昼ごはんを食べて、着いた長瀞で長瀞ライン下りというのを体験してきました。長瀞は、荒川の上流が流れておりまして、ここを船頭さんが操るボートに乗って下るというものです。
http://www.chichibu-railway.co.jp/kanko/index.html
ボートは結構大きいし、水しぶきがかかる程度の危険しかありません。川の水の流れがゆったりしているところを「瀞場」といい、ここはその瀞場が長く続いているところから「長瀞」という地名になったというくらいの川なので、スリルを求める向きには若干向いていないかも。
とはいえ、川底が浅めなところは、ちょっと驚くほどの流れの速さで、自分がボートを操る立場にはなりたくありません(笑)。
その後は、のんびりぽてぽてと歩いて、上長瀞の阿佐美冷蔵さんまで赴きました。
去年も7月末に行きまして
http://satominn.asablo.jp/blog/2008/07/30/3662539
今年で2回目になります。
今年は平日に行ったためか、人も並んでいなくてすんなり入れました。とちおとめのいちごミルクと、冷やし飴(生姜風味の白みつ)のかき氷をいただき、満足満足。いちごミルクは味が濃くて、酸味も甘みも強くて驚きです。
天然氷は、あと何年くらい楽しめるかしら。
温暖化があまり進まず、氷が残ってくれるよう、祈りつつ暮らすばかりです。
帰りは国立の「農家の台所」で野菜づくしのコースをいただいて、おなかいっぱいになって、帰りの電車でまた妊婦さんに間違われて席を譲られてきました(笑)。
長瀞ってどこ……?と訊かれても、地図のわからない私には説明不可能ですが、秩父と熊谷の間くらい、だそうです。
鉄道にえんやこら揺られ、適当にお昼ごはんを食べて、着いた長瀞で長瀞ライン下りというのを体験してきました。長瀞は、荒川の上流が流れておりまして、ここを船頭さんが操るボートに乗って下るというものです。
http://www.chichibu-railway.co.jp/kanko/index.html
ボートは結構大きいし、水しぶきがかかる程度の危険しかありません。川の水の流れがゆったりしているところを「瀞場」といい、ここはその瀞場が長く続いているところから「長瀞」という地名になったというくらいの川なので、スリルを求める向きには若干向いていないかも。
とはいえ、川底が浅めなところは、ちょっと驚くほどの流れの速さで、自分がボートを操る立場にはなりたくありません(笑)。
その後は、のんびりぽてぽてと歩いて、上長瀞の阿佐美冷蔵さんまで赴きました。
去年も7月末に行きまして
http://satominn.asablo.jp/blog/2008/07/30/3662539
今年で2回目になります。
今年は平日に行ったためか、人も並んでいなくてすんなり入れました。とちおとめのいちごミルクと、冷やし飴(生姜風味の白みつ)のかき氷をいただき、満足満足。いちごミルクは味が濃くて、酸味も甘みも強くて驚きです。
天然氷は、あと何年くらい楽しめるかしら。
温暖化があまり進まず、氷が残ってくれるよう、祈りつつ暮らすばかりです。
帰りは国立の「農家の台所」で野菜づくしのコースをいただいて、おなかいっぱいになって、帰りの電車でまた妊婦さんに間違われて席を譲られてきました(笑)。
豆苗 ― 2009年07月31日
今市子さんの「文鳥様と私」で、小鳥にあげる青菜として豆苗が紹介されていたので、うちのお鳥様にもあげてみました。
豆苗は、えんどう豆(グリーンピース)を発芽させたもので、中華料理なんかで出てきます。軽く炒めたりすると、かすかな豆の香りと緑の香りがさわやかで、そりゃもうおいしいものです。
栄養価も高いのは知っておりましたので、考えてみれば確かに、小鳥の青菜としてもよいのかも。
という訳で、買い物のついでに買って来て、とりあえず蓋のなくなった琺瑯容器に入れてあげてみたら、お鳥様は大喜びです。
新しいおもちゃや止まり木などは、置いてもしばらく警戒して、なかなか近づかないというのに。食べ物ということはわかるんですね。私が手に持ってる段階から「早くよこせ」の大合唱。置いたとたんに飛びついて、むしるのにちょうどいい位置を探しつつ、無心につつきます。
こういう時のお鳥様の表情は、なんというか「ぱーらだーいす!」という感じで、蜂蜜のつぼに落ちたプーさんのような幸福なオーラをただよわせているので、置いていかれたような気分です。
味も気に入ったようで、それからしばしば食べているのですが、ただ文鳥とは違ってうちのお鳥様は芽をかじるというより、ひっぱって引きむしるので、豆苗が、根っこの豆レベルで容器から引っ張り出されて無惨な状態になります。
もっと口径の小さい器に入れて、簡単に引っ張っても抜けないようにした方が、食べやすいかも知れません。
前にイチゴの鉢植えを置いてみた時も思ったのですが、うちのお鳥様は「つんつんつつく」といった微笑ましいレベルではなく、力任せに根こそぎむしって叩き付けるので、人間の都合で可愛い光景を勝手に想像していると裏切られます。
たぶん、神様も、人間に対して、こんなガッカリ感をしょっちゅう味わっているのだろうと思います。
豆苗は、えんどう豆(グリーンピース)を発芽させたもので、中華料理なんかで出てきます。軽く炒めたりすると、かすかな豆の香りと緑の香りがさわやかで、そりゃもうおいしいものです。
栄養価も高いのは知っておりましたので、考えてみれば確かに、小鳥の青菜としてもよいのかも。
という訳で、買い物のついでに買って来て、とりあえず蓋のなくなった琺瑯容器に入れてあげてみたら、お鳥様は大喜びです。
新しいおもちゃや止まり木などは、置いてもしばらく警戒して、なかなか近づかないというのに。食べ物ということはわかるんですね。私が手に持ってる段階から「早くよこせ」の大合唱。置いたとたんに飛びついて、むしるのにちょうどいい位置を探しつつ、無心につつきます。
こういう時のお鳥様の表情は、なんというか「ぱーらだーいす!」という感じで、蜂蜜のつぼに落ちたプーさんのような幸福なオーラをただよわせているので、置いていかれたような気分です。
味も気に入ったようで、それからしばしば食べているのですが、ただ文鳥とは違ってうちのお鳥様は芽をかじるというより、ひっぱって引きむしるので、豆苗が、根っこの豆レベルで容器から引っ張り出されて無惨な状態になります。
もっと口径の小さい器に入れて、簡単に引っ張っても抜けないようにした方が、食べやすいかも知れません。
前にイチゴの鉢植えを置いてみた時も思ったのですが、うちのお鳥様は「つんつんつつく」といった微笑ましいレベルではなく、力任せに根こそぎむしって叩き付けるので、人間の都合で可愛い光景を勝手に想像していると裏切られます。
たぶん、神様も、人間に対して、こんなガッカリ感をしょっちゅう味わっているのだろうと思います。
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