曖昧模糊2007年12月14日

 何となく焦点が合わない日。何がいけないのかわからないけれど、たまにそんな時がある。普段何気なくできること、会話や微笑みを浮かべるようなことさえ、もったりと水の中を動くような抵抗を感じる。今日はおかげで、ヴァナ・ディールの中でもずいぶんとんちんかんな会話をしてしまった気がする。
 そういう気分になるのはずっと昔からで、私に撮ってはそれほど特別なことでもなく、もっと言えば他の人だってそういう気分にはなるのだろう。違いがあるとすれば、昔の私はもう少ししょっちゅう人と会ったりどこかに通ったり、自分の気分や都合など関係のないことごとに合わせる時間が長かったということかも知れない。
 こういう時に、誰かがよしよし大丈夫と頭を撫でてぎゅっと抱きしめてくれればいいのにと思う、その気持ちもまた昔から私の中に存在するもので、これもなくなることはないのだろう。その気持ちは、もしかしたら、私にとっての「書く」ということと同じ根っこに存在するものなのかも知れない。