一気呵成2006年10月16日

ストーリーがあるものは、まず最初に一気に通して鑑賞する。それもできれば自分のペースで。
だから、本はもちろん、読み始めたら一気に最後まで(続き物なら最終巻まで)読む。映画も、できたらDVDとかで、早送りや巻き戻しをしながら自分のペースで一気に見たい、と思う人間だ。
だからゲームも、一気にプレイするのが理想。できれば数日それにかかりきりになりたい。さすがにそれは無理だけれど、やる時は集中してやるので、目が真っ赤になる。
そんな人間なので、ゲームの評価要素のひとつとして、「テンポよく遊べるか」という項目を重視している。何も予備知識がない状態で、ゲームデザイン時に想定されているような道を寄り道なく近道もせず真っ直ぐ通っていった時、ぎりぎり通過できるようなバランスが好きだ。時に終盤の、話の全容が一望のもとになって、あとは疾走しようとしていく状態で何度も挑戦させられるのは、テンポが崩れてあまり好きではない。困難な戦闘が嫌なのではなく、メリハリの問題である。
FF12が、非常によくできたゲームだと思いつつも今ひとつ盛り上がれなかった理由のひとつは、たぶんそこにある。特に寄り道もせず、だが近道やショートカットもしないという状態でボスとの戦いがてんでレベル不足だったり、決まった装備がないと突破がいきなり困難になったり、ということが多くて、気分がぶつ切りになるのだ。
そういう中でも集中力を途切れさせることなく、没頭できれば、それが優れたプレイスキルということなのかも知れない。どうやら私は、まだまだ優れたゲーマーには程遠そうだ。