雷雨2006年08月17日

近頃の東京の雨は、集中豪雨のように突然土砂降りになって雷が鳴り響き、唐突にやむという繰り返しで、とても温帯の気候とは思えないのですが、これが環境が狂っている徴候でないことを祈るばかりです。未来の人間は、過去の私たちを見て、「どうしてこんな明白な徴候を理解できなかったんだろう?」と憤るのでしょうか。今の私たちが、かつて戦争に雪崩れこんでいった歴史を嘆くように。

私はかなりの雨女なので、入学式、卒業式、遠足、運動会、合宿等々、楽しいイベントが雨に降られるという体験は一通りしています。そもそも中学の入試の日も大雪でしたっけ。雨に降られて急いで帰る、なんてことはしょっちゅうです。
今日も、外出先を出た途端に雨が降り出し、駅へ向かう間にどんどん強くなって、電車に乗ったら雨雲が追いかけてきました。今さっき、文字通り一分前には確かに透き通っていた空気が、駅のホームに降り立った瞬間から土砂降りになるという、できすぎた展開。
雨が降り注ぐ中、早足で帰り、ようやくたどりついた家の居間でひとり髪をタオルで拭くのは、ちょっとさびしいものです。