月舟2006年07月31日

旧暦では今日は文月(七月)七日、七夕ですね。あっと、素麺食べるの忘れてた。中国ではお素麺をこの日に食べると聞いたことがあります。
「織姫と彦星が天の川を越えて逢瀬をする」という伝説の由来のひとつに、旧暦ではこの日の月は必ず上弦前後の半月で(旧暦は月の満ち欠けで決まるので、七日は必ず半月に近い形になる)、しかも一年で唯一天の川の辺りを月が通過するということが言われているそうです。
つまり、一年で唯一、月の光で天の川の星が見えなくなり、川を渡れる夜ということ。半月は川を渡る舟という説もありますね。私はこの由来が好きなので、七夕は新暦の7月7日ではなく、旧暦で考えることにしています。
文月は旧暦では秋の月。つまり、暦の上では夏はもう終わりです。確かに、昼は相変わらず暑いのですけど、朝晩は意外なほど涼しくて、半袖では冷たく感じることもあるくらいです。気づかないうちに、季節の女神は少しずつ交替しています。

明日は新暦8月1日。魔女のサバトでは「ラマス」と言われる夏祭りです。さて何をしましょうか。