折り返しの月2015年02月04日

 ビルの谷間にかかっていた立春の満月は、赤味を帯びて、微笑う女性の唇のようでしたが、写真に撮ったら何もかも曖昧なもやのなかに沈んでしまいました。これはこれでまた自分の気分をよく反映しているような気もしますが。

 次の新月までには何とか目処をつけたい部屋の片付け。満月ということで折り返し地点です。欠ける月は浄化と解毒の力をもたらすと言い伝えられておりますので、よい流れになるはず。
 一番厄介そうな、衣類と掃除用具が残っておりますが、それ以外の要素はおおむね片づいてきております。家の中のものの居場所というか住所が決まってきたので、普段の片付けは格段にやりやすくなりました。これで掃除用具さえうまく片づけば、日々の掃除に対する苦手意識も少しは薄れる……のか?
 片付けが進んでモノの量は減ってきたのですが、寝室にはモノがたくさんあるし、居間をモノの少ない客間にするというのも難しそうですし、理想の住まい作りという訳にはなかなかいかないようです。
 でもまぁ、今の環境で最善を尽くしてもいないのに文句をつけるのは愚か者のやることですから、今できることをがんばるといたしましょう。そうすればひょっこりと、突然、憧れのドローイングデスクやヌードルメーカーが天から降ってくるのかも知れませんしね。