アイスクリームメーカー2009年02月05日

 買ってしまいましたアイスクリームメーカー。

 ちょっとしたことで、アイスクリームの本を買いまして。ちなみにこれ↓
http://www.amazon.co.jp/dp/4777805247/
 なんか作りたいなぁという気分になってしまったのです。
 で、アイスクリームメーカーを色々見ていたのですが……これが、思った以上にカオスな世界でした。

 大半の人がアイスクリームメーカーってやつを初めて見たのは「料理の鉄人」でじゃないかと勝手に想像しているのですが、私は昔、アイスクリームメーカーというのは、あのポット部分が冷凍庫になっててがんがん冷凍するのだと思っていました。いやそう思っていた人は多いはずだと信じたい(笑)。
 ところが!そうじゃないのですねぇ。あれは、ポット部分を事前に別の冷凍庫に入れて10時間とか冷凍してカチンコチンに冷やしたものを、取り出して、中に材料を入れてるのです。メーカー部分は、実は空気をとりこみつつ撹拌する役割であったという。
 当然ながら冷凍庫にポットを入れて10時間冷凍させるという場面は料理の鉄人で出てくる訳もないですから、私と同じような勘違いをして、よく考えずにアイスクリームメーカーを買ってびっくりした人もいるはずだと……信じたい(笑)。

 いちばん安いのは、貝印のやつでして、たぶん値段もあってでしょう、アマゾンでも一番よく売れているようです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000AOAFR4/
 高級なのだとクイジナートのなんかがある訳ですが、今回色々探していて一番びっくりしたのがこれ。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0000E397I/
 アメリカのかの有名なブレッドメーカーの最大手、Regal社の夢の製品、ブレッド&アイスクリームメーカー RI7920。
 ……ブレッド&アイスクリームメーカー???
 そうこれ、パン焼き器にも、アイスクリームメーカーにも、ついでにジャム作り器にもなるという、1台3役のまさに未来派製品なのです。こんな未来が到来するなんて誰が予想できたでしょうか。というか、思いついた人は天才か。「とにかく温度上げ下げして撹拌すりゃあいいんだろ」という豪快なアイデアに脱帽です。
 しかもすごいことに、色々なレビューを見てみたのですが、どれも評判がよく(笑)パン焼き器としてもアイスクリームメーカーとしても相当性能がよいようです。

 とはいえ、色々ありますが、普通のアイスクリームメーカーは、基本的にポットの事前冷凍が必要で、しかもポットの冷たさのみでアイスクリームを作りきらなくてはいけませんから、保冷性の追求のためにびっくりするくらい大きなポットを冷凍庫に入れるハメになります。
 10時間巨大ポットを冷凍庫に入れておく気になれるか否かが、分かれ目です。うちの場合は冷凍庫小さいし、気分の問題ではなく、無理(笑)。

 という訳で、
http://www.amazon.co.jp/dp/B0000C9FM1/
 これに落ち着きました。パナソニックのアイスクリームメーカーです。
 これはとても小さくて(その代わり500mlまでしか作れませんが、まぁうちのような2人家族なら問題なし)しかもなんと、冷凍時間3-5時間でアイスクリームができます。
 何故かというと、コードレスだから(笑)。リチウム電池で動くモーターを備えておりまして、冷凍庫の中で撹拌するのです。まぁ日本人のちいちゃいキッチンのちいちゃい冷凍庫でしたら、これくらいの大きさで5時間が限度ですよね?という日本事情をよく汲み取ってくれた商品。パナソニックですからその辺はぬかりがありませんな。
 ただし、出来上がりはものすごくなめらか!という訳ではなくて、シャーベットやジェラートにやや近い感じになります。どうも冷凍時間が短いためのようで、この舌触りが嫌!というレビューも結構あちこちで見ました。手でかき混ぜて作るアイスクリームにやや近いでしょうか。

 しかしこの商品、私のような人には「へーコードレスなんだー短時間でできて便利ねー」くらいの感覚なのですが、男性、特に機械に詳しいガジェット好きの人に話すと、ものすごい反応が返ってきます。
「コードレス!? それはすごい!画期的だ!!」「リチウム電池を使うのか! それは考えたな、さすがパナソニック」
……な雰囲気の、えらい熱のこもった盛り上がりになります。どうも、冷凍庫でモーターを回すというのは相当ありえない発想、困難な商品のようですね。
 という訳で、圧力鍋と同じく、機械スキスキ男性のハートをキャッチする製品と言えるでしょう(笑)。

 まぁ長くなりましたが、そんなこんなでパナソニックのコードレスアイスクリームメーカーを購入。5000円ほど。やすっ。
 今回はごくごくシンプルに、生クリームと牛乳だけで作るアイスでしたが、コクがあるのにさらりとした後味で、ちょっとしゃりっとした舌触りも好みで、軽鴨の君には大変好評でした。手作りのアイスはあっという間に溶けるので、すぐに食べないといけませんが(笑)。
 ちなみに、このアイスクリームメーカー、リチウム電池2個を使用という訳で、そこらでほいほい買えるものでもないので、もしかしてリチウム電池がバカみたいに高いという浄水器ビジネスモデルかと思ったのですが、アマゾンでも2個600円程度で購入できます。どうやらカメラ用のリチウム電池で、パナソニックでも相当昔から作っている型の電池のようです。
 で、私の結論としては、恐らくこのリチウム電池の生産ラインの雇用を守るために生み出された需要創出商品なのであろうというところに落ち着きました(笑)。

コメント

_ 草 ― 2009年02月08日 08時04分29秒

はじめて知ったのは「どんびえ」でしたねー
うちでも導入されたのですが、あんまり活用されなかったような記憶が・・・w
でもあの、アイス(になる前の材料)をぐーりぐーりとかきまぜるのは、なんかよくわからないけれど心躍る時間でした。
労力のわりに出来たものはあっという間に消えてなくなるんですけどねー(笑

_ ギン ― 2011年07月02日 17時14分35秒

材料って、最初湯せんしたりして自分で作るんですか? それとも容器に材料いれて冷凍庫に入れれば完成するんですか?

_ さとみん ― 2011年07月03日 11時42分38秒

材料を泡立てたりする必要はありますね。あくまで冷やしながら撹拌し続けるための器具なので。

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